一昨年の9月30日に成立した「平和安全法制」は、
共産党、社民党、左翼だけでなく、マスコミの一部が
「戦争法」のレッテル貼りをして報じたものだから、
戦争を知らない平和ボケ日本人の中には
とんでもない思い違いをしている人間が多数いる。
「平和安全法制」における
基本的に自衛の措置としての武力の行使の新三要件は
以下のとおりとなりました。
わが国に対する武力攻撃が発生したこと、
又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、
これにより我が国の存立が脅かされ、
国民の生命、自由及び幸福追求の権利が
根底から覆される明白な危険があること
これを排除し、我が国の存立を全うし、
国民を守るために他に適当な手段がないこと
必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと
「平和安全法制」が審議され始めた頃から
私の業界関係者(おそらく朝日新聞しか読んでない)から
「自衛隊の息子さん、えらいことですな」と言われました。
そして今年の正月には、家内の実家で親戚が集まり
飲み会をしているときには、義弟から
「もし戦争になったら、◎◎ちゃん(私の息子)のこと
心配にじゃないんですか?」と聞かれました。
それに対する私の答えはいきなり
「あんたアホちゃう?」でした。
私の息子が他国と命がけの戦争になったとき、
あんたは自衛隊とは関係なく、平和に暮らしの中で
いつも通りにいてられると思ってんのか?
息子が戦う時、それは
わが国に対する武力攻撃が発生したとき、
我が国の存立が脅かされ、
国民の生命、自由及び幸福追求の権利が
根底から覆される明白な危険があるとき、
我が国の存立を全うし、
国民を守るために他に適当な手段がないとき
◎◎が他国と命がけの戦争に出て行ったとしても
こいつは武器を取って戦えるが
もし◎◎が敵に突破されたら
あんたは武器を取ることすら認められず
無抵抗で殺されるだけやで。
「あんたどうしようもない平和ボケやで」
がトドメの言葉でした。
しかし、こういう平和ボケ日本人は本当に多い。
自衛官やその家族にも「平和ボケ」が多数いるのだから・・・