支援活動1日目 その2 | TEAM WE ARE ALL ONE 

支援活動1日目 その2

地震のためかなり路面状態の悪い高速道路を降りるとそこはもう津波に襲われた地区だった。街は砂埃が舞い、側道の至る所に泥と瓦礫の山が積み上げられている。道路は砂埃で薄汚れた車で大渋滞していた。途中のガソリンスタンドはかなり車が並び整理券が配布されていたが並べばなんとかガソリンは給油できそうな雰囲気だった。。途中でトイレに行きたくなりラーメン屋でトイレを借りた。地震から3週間が経過し石巻市でも一部の地域では水道が開通しているようだった。しかしまだまだ水道が開通していない地域が多いためかコインランドリーが最も人で溢れていた。そしてやはり沿岸部に近づくにつれ津波被害がひどくなっていくのが実感できた。側道脇のありえない所に船が打ち上げられていたり、車がひっくり返ったりしているのを横目で見ながらトラックを進めた。

目的地の石巻専修大学に到着したのは午前11時過ぎだった。京都から約15時間かかった。すぐに先に到着していた水コンテナを積んだトラックの運転手に連絡をとった。そのトラックは水をおろした後すぐに関西に帰ってもらう予定だったからだ。水コンテナを置く場所を確保しようとボランティアセンターの方と話をしたのだがなかなか許可がおりない。なんでも大学側の許可をとる必要があるとのこと。なんとか無理を言って水コンテナは大学の駐車場に置かせてもらうことになった。この水コンテナは一度置くとコンテナ内の水が空になるまで重くて動かせないので置き場所はでかなり重要で、他のボランティアの方に迷惑がかからない、かつ排水のことを考えて場所を選択する必要があった。水コンテナをおろし終わると溜まっていた疲れが一気に噴出しある程度荷物をおろして芝生の上に寝転がった。3時ぐらいだったと思う。到着してからここまで4時間近くかかったことになる。昼間だったが寒さでほとんど眠れない中東京チームから連絡があり到着が予定よりも遅くなりそうなのでテントを立てておいてほしいとのこと。僕と社長は疲れた身体を引きずり持ってきたテントをたてた。そうこうしていると東京チームが到着した。