落語の愛好会を退会してからちょうど9年と1ヶ月くらいが経った。
その間、寄席との距離は徐々に徐々に遠くなる一方で、この2年弱は、益々猛威を振るう武漢肺炎もその流れを後押しした形になっている。
しかし、10年近く離れ続けているとは言え、まさか、「寄席」を「よせき」と読むほどこれまでの人生が御破算になったわけではない。
家にいても、寄席番組が絶えることは無いし、最近はまた、「サンドイッチマン効果」ではないかと思われる漫才&コントの番組の増加も見られるからだ。
歳のせいか、はたまた経済状態も影響しているか、『東京かわら版』やら『落語家名鑑』等の資料冊子との御縁はすっかり切れているので、噺家さんに関するデータは10年間アップデートされていない。
と、予期せぬ方角から、今日、突然、「林家珍」なる名前を目にした。
実に懐かしい思いがしたが、「噺家風」に懐かしさを覚えただけで、「林家珍」という噺家個人を懐かしんだわけではない。
と、言うのも、それは明らかに初めて聞く名であり、当然、どんな顔、形も浮かんできたわけではないのだから。
これも何かの縁かと思い、ネットで調べてみて驚いた!
ま、さ、か、・・・・・