リトマス試験紙のお話 | 松本隆博のオフィシャルブログ「ng~ネバーギブアップ~」Powered by Ameba

リトマス試験紙のお話


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2012年1月25日にリリースが決定した
シングル【アーティスト】の挿入歌に
【リトマス試験紙】という曲が入っています。

今日はその曲にまつわるお話を、少し紹介させて頂きます。

福島の郡山に国際アート&デザイン専門学校という学校がありまして、
講演ライブで呼んで頂いたご縁があり、先生や生徒さんと交流がありました。
その後、皆さんも知ってのとおり未曾有の311の震災がありました。
そして先生や生徒の皆さんが元気で無事なことを確認し、
マネージャーを通して連絡を取ってもらっていました。
そして、少しづつ、少しづつ、復旧をしていく福島で、僕みたいなものでもよければと、、
おこがましいのですが先生や生徒さんに協力してもらって
郡山の避難所に東京で集めた支援物資を運び、チャリティライブをさせてもらったのです。
僕の仲間のマジシャンのアレスも一緒に来てもらって
皆さんに喜んでもらいました。
そして国際アート&デザイン専門学校でも生徒の皆さんと
チャリティイベントライブを開催しました。
僕は励ましに行ったつもりが、明るくひたむきな生徒さんの笑顔に
元気をもらいました。

「リトマス試験紙」は、その時のチャリティライブで学校で初お披露目した曲です。
その時に歌を聞いて涙してくれた女生徒さんがいました。号泣してくれていました。
それがずっと僕の記憶に残っていました。
笑顔の裏には、震災での不安を隠していたに違いないのだけれど
自分たちより大変な人達を支援する立場の学生なので、みんなの前ではとびっきりの笑顔でしたが
きっと、いろんな思いを抱えているんだろうと。

そしてリリースの挿入歌に決定した時に、その生徒さんや先生の協力の元、
僕の曲でよければ一緒にやろう!!僕が君たちの想いを一緒に届けよう!!と思い、
さっそく先生に連絡して、生徒の皆さんにコーラス参加をお願いしました。
快く引き受けてくれました。
生徒達に感動をもらい深く感銘し、自分の作品に一緒に生徒達や先生達の名前をPRしたいとの願い、
実現しました。この曲は僕と福島を繋ぐ想いも詰まっています。

そして同じくチャリティライブでお世話になった際に、ゴダイゴのミッキー吉野さんのバンドでトランペットを担当しておりました小西徹郎先生が連載している月刊誌で、「リトマス試験紙」のコーラスのレコーディングの様子を記載しています。 事務所に届きましたので読ませて頂きました。深く、深く感動したので皆さんにも是非、読んで欲しいので許可を頂きましたので掲載させて頂きます。
 
福島の郡山で熱い、熱い、若者がいること!!
そして支援する温かい先生方がいること!!
一人でも多くの方に知って頂きたいです。

今回コーラス参加してくださった生徒さんの名前は、

ジャケットにクレジット記載しました。
僕は最高の作品を、みんなの協力で仕上げることが出来ました。
1人でも多くの人に聴かせたいです。



『日本音楽舞踊会議 発行 月刊「音楽の世界」12月号より』
福島日記(5)  小西徹郎


先日、シンガーソングライターの松本隆博さんの2012年1月25日リリース予定の「アーティスト」の挿入歌「リトマス試験紙」のコーラス隊のオーディションを学校内で行った。松本隆博さんは実弟がダウンタウン松本人志さんで、とても心が熱く、厚い人で「社会貢献的エンターティナー」として活動を続けている素晴らしいシンガーソングライターだ。その人柄が楽曲を通じて音楽の表情として伝わってくる、そんな歌を歌ってらっしゃる方なのだ。

このオーディションでミュージック音響科のみならず、声優・俳優科の学生も参加することとなりオーディションの「お題」を考えていた。
「コーラスをレコーディングする」これだけのことなのだが、ただそれだけでは面白くない。1人1人の「ひとつの声」だが、その「ひとつの声」にも学生各人の想いと人間性を音楽に反映させたい、そう思いオーディション「夕焼けに向って叫んでください」と「あなたのドレミファソラシドを聞かせてください」という2つのお題にした。 Wasabi Music Entertainmentサイトでこの提案を快く受け取っていただき、そのことが私自身もうれしかった。音程はしっかりしていて当然、発声も歌心もあって当然、だがこの2つのお題は「声」だけでなく「目に見える表現」がとても大切な要素になってくる。私は学生たちがオーディションまでに何をどう考え、どういうふうにアプローチしてくるのかがとても楽しみであった。

オーディション当日、私も審査員として出席し、オーディションは始まった。皆それぞれが考えに考え抜いて出してきた表現、とても好感が持ててとても嬉しかった。このお題に対して自分は何をすべきなのか?審査が始まる直前まで考え、推敲し練ってきたことがとてもよく伝わってきた。振り付けをする者、セリフを考えて叫ぶ者、多くの人に自分の表現を見せていく、伝えていく、その真剣さが伝わってきたのだ。各人終わる毎に審査委員長の小島誠一先生、私、Wasabi Music Entertainmentの荒川良太氏が代わるがわる講評していく。緊張感がありながらとても熱く、あたたかなムードの中、無事オーディションが終わった。

その後日に合格者が発表され練習期間に入った。伸びやかに空に向かっていくようなメロディ、そのメロディに2声でコーラスをつけていく。「夕焼け」というキーワードは実はこの楽曲を聴いた時に感じた自分自身の心の風景であった。学生各人が楽曲に向き合い、解釈をしながら練習に取り組んだ、そして、先日コーラス隊のレコーディングがスタジオで行われた。

その中でうれしいことがあった。オーディションに合格し、録音に参加してくれた声優科の学生、彼らのレコーディングを少しだけ覗いた。彼らは今回のレコーディングの参加を「チャンス!」として捉えて本当に真剣勝負でレコーディングに向き合っていた。レコーディングは間違えたら何回でもやり直しが可能だ。(もちろん本来は許されない)だが、彼らは完全に一発で完璧なものを録音するぞ!という気合いを感じたのだ。
そして一回目の録音が終わってチェックした時に、声優・俳優科の1年生の遠藤吉昭君が「今のさ、俺迷いがあったんだよ!」と言った。もちろん出来は問題なかった。だが彼にはその「迷い」が彼自身の中で許されないものであったのだ。そして彼の希望でもう一度レコーディングをすることになった。

その様子を目の当たりにして私はとても心が熱くなった。意識の高さ、これはプロだったら当たり前のことだ。だが歌の出来だけでなくそこにその瞬間に自分自身を100%出し切る!という真剣な姿勢、高い意識、そこが私の心を動かした。声を録音するのだから声がよければいい、ということではなく、ひとつ、ひとつの声にひとりひとりの想いや熱意や感情、息遣い、そして「その人そのもの」をひとつひとつの歌声に込めていくこと、これが音楽にとって最も重要なことである。私が普段言い続けているように音や音楽の外側にあるものが表現を豊にしていくのだと。そのことをもっと多くの学生に伝えたいと思う。そしてぜひ彼ら学生たちには、これからもっとがんばって進んでほしいと願っている。

ひとつのことをやり続けていくということ、続けていれば惰性になってしまうこともあるだろう、妙に慣れてしまうこともあるだろう。だが、いつもフレッシュに、いつも志と気持ちと思考を高めていく、この姿勢は大人も学ぶべきだと思うのだ。
(こにし・てつろう 作曲会員)







 
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2012.1.25(WED)シングルリリース決定!!
【アーティスト/松本隆博】

フジテレビ系 【たけしのコマ大数学科】 (毎週月曜25:20~放送)
2012年1月~3月エンディングテーマ決定!!

<挿入歌>
01.アーティスト
02.すきやき
03.リトマス試験紙

品番:BWRC-1012
価格¥1,200 (税抜価格¥1,143)
発売元:KISMETRECORDS
販売元:ユニバーサルミュージック合同会社/IMS


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