初台の新国立劇場へ。

オペラ「 #蝶々夫人 」を観てきました。


蝶々さん役 中村恵理さんの心乗せた高音。
純粋で喜びに満ちた華やかな登場から、
深淵のような哀しみ、絶望まで、
どこまでも蝶々さんの気持ちを響かせて、、、
聴く方は切なくて…切なくて…素晴らしかった…。
あまりにも素晴らしくて、鳥肌が立ちました…。

蝶々さんを支えるスズキ役の但馬由香さんも、
包み込むような温かい響きが、これまた切なくて…切なくて…
素晴らしかった…。


栗山民也さんの演出は、
そのシンプルで無機質なセットに最初違和感を覚えたけれど、
所作も美しく、
観れば観るほどその背景や心情が浮かび上がってくるようで、
クセになります。


下野竜也さん指揮、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏は、 
細やかで心動かされるものがありました。

蝶々夫人は鑑賞の機会も多い演目ですが、
これまでで一番、
音にも声にもお話にも、
気持ちよく集中出来たように感じます。

本当に素晴らしい演奏、ありがとうございました✨