毎晩、お風呂上がりに娘の髪を乾かしながら、思い出します。
 
 
実は6月半ばに、
娘、どこで変な菌を拾ってきたのか、突然、入院しまして、、、
 
この頃夫は腰痛を抱えながら寝ずの作曲期間に入っていたので、
動けず。
 
私は病室の簡易ベッドで仮眠を取りつつ娘に付き添いましたが、
鼻風邪気味?程度だったのを拗らせて、
結果、後日、慢性副鼻腔炎と診断されたり、、、
 
いやはや6~7月の我が家はバタバタでした。
 
一週間で退院して、
緊急入院からちょうど一ヶ月後には、
「おめでとうございます。
何か病気してた?と言えるくらい、全て正常値です。」
と完治の診断をいただき、
楽しく夏休みを迎えることが出来たのですが。
 
やはり、
入院中子供が不安と闘っているのに、
ニコニコしながら傍にいることしか出来ない、
と言うのはなかなか辛いものですね。
 
この先ちゃんと治るのか、
いつ退院出来るのか、
その後の影響は、等々、
分からないまま最初はただただ時間が過ぎていきましたし。
 
 
でもそんな中、嬉しいこともありました。
 
甘えん坊で一人で寝たことのなかった娘が、
私が体調不良で泣く泣く病院から帰宅した夜、
初めて、頑張って、それも病室で、一人で寝ることが出来たキラキラ
 
笑っちゃうくらい小さなことかもしれませんが、
私にとっては大きな出来事でした。
 
しかもその翌朝、
自ら懇願して担当医から許可を貰い、
院内学級に参加してお友だちを作っていたキラキラ
 
子供同士って、不思議ですね。
 
学年も性別も病の詳細も関係なし。
 
そこにいるみんなと仲良くなって、
最後には中学生のお兄さんに将棋を習っていました。
 
復学に関して不安を抱いていた娘のもとに届いた、
担任の先生の温かい言葉を聞いて、
同級生からの心の籠ったたくさんの手紙を見て、
そして退院後娘を連れて教室に行った時に、
「〇〇ちゃんだ!」
「〇〇ちゃーん!」
とクラス全員が娘に駆け寄って抱き着いている様子にも、
涙が出るくらい感動しました。
 
私が思っていた以上に、
娘はしっかりと学校での世界を構築していたんだな。
 
 
驚くこともありました。
 
一週間の安静生活で落ちた、体力です。
 
子供でも、びっくりするくらい落ちるものですね、体力って。
 
退院後は学校に行って帰ってくるだけでいっぱいいっぱい。
 
習い事や宿題どころではありません。
 
学校では元気な笑顔を見せて、
授業中もしっかり手を挙げたりしていたようなのですが、
家に帰ってきたら玄関でバタンキュー。
 
ぜえぜえして階段も上れず、見ていて可愛そうなくらいでした。
 
が、しかし、そこはもともと健康な子供。回復も早い。
 
大人では考えられない勢いで体力と気力を取り戻していく様にも、
正直なところ驚かされました。
 
 
と髪と関係ないことも思い出しつつ、
最初の「娘の髪を乾かしながら思い出すこと」に戻りますと、、、
 
娘は入院中、一週間、お風呂に入れなかったんです。
 
髪を洗えなかったんです。
 
なのに、退院の日、髪がさらっさらだったんです。
 
なぜ?
 
私がもし一週間髪を洗えなかったら、
もう気持ち悪いくらいべとべとになるんですけど。
 
子供だから???
 
そういえば怪我をしてもすぐに治るしなぁ。
 
すごいなぁ。
 
羨ましいなぁ。
 
そんな風に思ったことを、思い出すのでした。
 
 
そんなこんなで我が家はこの夏、
健康で平凡に過ごせることの喜びを噛み締めながら、
一日一日を過ごしています。
 
猛暑続きの毎日。
 
皆さんも、自分の、ご家族の、体を大切に、お過ごしくださいね。
 
くれぐれも、健康第一ですよ。