昨日、第8回韓国大学生日本語ディベート大会(全国杯)の準決勝と決勝において審判する機会を得ました。決勝では審判長として講評させていただきました。論題は「韓国の大学は全ての成績評価を教員の裁量に委ねるべきである。是か非か。」会場は釜山にある新羅大学。「ディベートってやっぱりいいなあ」と思わせてくれた大会でした。

 

韓国の大学生の日本語レベルの高さにはびっくり。日本に留学したことがないという学生でも流暢な日本語を話していました。そして何よりも相手が何を言っているかをちゃんと理解したうえで、的確に反論していたのにはびっくり。小さい頃から日本のアニメを観ていた、高校時代から授業で日本語を履修してきた、大学での日本語の授業に加えアプリで日本のテレビニュースを観ているといった声をききました。「読むこと偏重の学習では大学生の間にこのレベルには到達しないよなぁ」と思いました。

 

決勝では4−1で肯定側の釜山外国語大学が勝って、2年連続優勝。とてもいい試合でした。表彰式のあと、準優勝だった東西大学の学生さんの一人が話しかけてくれました。「出場するかどうか迷っているときに、松本先生が日本語ディベートについて解説されたYouTubeを観て、今回出場することを決めました」とのこと。すごく嬉しかったです。

 

この大会には在釜山日本国総領事館の丸山総領事、釜山日本人会の津田会長が開会式から閉会式・懇親会までご出席。その他にも後援・協賛団体の方々もいらしていました。来年以降もぜひ続けていただきたい大会です。乾杯!