茨城県立竹園高等学校の英語科が、今年も授業を公開されたので行ってきました。10数年間、この学校の英語科のアドバイザーをさせていただいており、私自身も勉強になっています。これまでに時事通信社賞、文部科学大臣賞(ELEC)を受賞している英語科です。

 

他の高校、中学の先生、約40名が見学されました。(素晴らしかったので、もっと多くの先生に見学してほしかったですが...)

 

今回は、2時限目は1年生の「コミュニケーション英語 I」2クラス、3時限目は2年生の普通科の「コミュニケーション英語 II」1クラスと国際科の「総合英語」1クラスを公開しました(この学校では、2年次から国際科(理系)と国際科(文系)を選択できます(希望者が多いので全員が希望通りに入れるわけではないほど人気です))。

 

 

すべて英語で授業をしているのはもちろんですが、同じ授業科目は同じシラバスをもとに授業が進み、基本的には同じ内容の生徒主体の活動を展開していました。1年次からRephrasingとSummarizingの活動を重視しています。

 

2年生・普通科の「コミュニケーション英語 II」の授業では、Is space exploration necessary for humans?という論題で、ディベートをしていました。教科書の英文内容にリンクしていて、論題としては良かったと思います。驚いたのは、聞いている生徒たちがみんな英語でノートを取っていたことです。そして、ディベートの準備時間中には、オーディエンスの生徒たちが議論の内容について確認しあっていました。

 

 

国際科・2年生の「総合英語」のクラスでは、先生が考案したフォーマットに従って、ディスカッション活動を30分間していました。このクラスの2年生が1年生の英語よりもさらに正確でしかも流暢な英語で話していたのにはびっくり。「使える英語力」が確実に伸びているのがわかりました。

 

 

授業のあと11:50から約1時間、参加者の皆さんとの研究協議を行いました。具体的なご質問、コメントをいただきました。

 

見学者がお帰りになった後、英語科の先生たち(非常勤の先生を含む全員参加)の会議があり、私も参加させていただきました。この日の授業を振り返るとともに、今後の授業研究のテーマなどについて約2時間にわたり討議しました。日本語ができないALTも参加してくれたので、使用言語は英語。全員が発言しました。

 

高校の先生たちは授業準備以外のことに多くの時間を取られてしまう上、生徒も1クラスに40名もいます。週末も補習やクラブ活動...。ですから、なかなか統一シラバスを作成・共有したり、共通の活動を開発したりすることができていない学校が多いですよね。統一してあるのは、教科書と定期試験だけというケースが多いですよね。その意味でも竹園高校の先生は本当によくやっていらっしゃると思います。乾杯!

 

Have a good day!

Shigeru

 

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