崖のふちプロレスとは | 松本都 オフィシャルブログ 「miyacoco in wonderland」 Powered by Ameba

崖のふちプロレスとは


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一個前の記事の続きビックリマーク


明日の試合形式が嫌だった理由。


「崖のふちプロレス=五本勝負」とまわりに思われている事が、最近は本当に嫌で嫌で仕方ありませんでした。


崖のふちが試合で五本勝負形式をやったのは、旗揚げ~初期を中心とした、今まで11大会やった中の約半分。


それ以外は、60分アイアンマンマッチ(途中で色々な事が起こりすぎる)二回、笑いありのロストポイント制退団撤回コントラ団体解散マッチ自主興行みやこマニア1~3、婚姻届争奪戦や一度崖のふち解散したり、一度引退したり(のちに撤回しました)と本当に様々です。


崖のふちも少しずつではありますが、知ってもらえるようになってきて

、そういう時に決まって言われるのがこの言葉。


「プロレスやらないんでしょ?」


「五本勝負でしょ?」


確かにはじめのうちは五本勝負をやっていたけれども、安定とは無縁の崖のふちです。

固定概念を付けたくなく、旗揚げ半年経過してからは、○本勝負形式をあえて避けて、毎回違うルールを考え出してやってきました。


どんな突拍子もないことをやっても、根底にはプロレス=闘いを忘れずに今までやってきたつもりです。


でも、先日のアイスリボン志田プロデュース興行で「体力測定五本勝負」が、私の全く与り知らぬ所で組まれたり、前回参戦の鈴木みのる選手にも、初対戦のアイスリボン後楽園試合前に「お前の試合観たことあるけど、あんなのプロレスじゃねーじゃん。ネタじゃん」と言われたりします。


自分の信念とは裏腹に、世間のイメージは、いまだ「崖のふち=○本勝負」というイメージで止まってしまっている。


それだけ崖のふち旗揚げ戦のvs菊地毅選手との遺恨清算・完全決着五本勝負の印象が強すぎたという事なのかもしれないですが・・・。


崖のふちは日々進化しています。


上記の様な、試合形式の進化変化は勿論、崖のふちプロレス本戦だけでなく、他団体の大会の一試合として、お試しプチ崖のふちとも言える試合を組んで頂ける事も増えてきました。

普段はワンマッチ、一大会分で表現している崖のふちを、たくさんの試合の中の一試合で表現するのは本当に本当に困難な事です。


でも何とかして本戦以外にも崖のふちに触れて頂くチャンスを増やし裾野を広げたく、苦肉の策で「崖のふちルール」という言葉が出来ました。


その一試合のみ崖のふち、完全100%松本都プロデュース試合。

そのルールでは、時間の関係上などで「三本勝負」となることがほとんどでしたが、高木三四郎選手、葛西純選手など、そうそうたる方々と闘わせて頂きました。

(一度例外として、崖のふち式月光闇討ちデスマッチもやった)


崖のふち本大会はフルコース、崖のふちルールはアラカルトと思ってやっていました。


先述の志田が組んだ体力測定五本勝負もそうですが、他団体さんで「松本都認定・崖のふちルール三本勝負」という試合(私は立会人で、選手としては不参加)が組まれたり、崖のふちが私の手を完全に離れる機会、別の選手がやる機会も出来てきました。


この二年と少しで、実に多種多様な変化進化を崖のふちは遂げてきたなと、感慨深い気持ちもあります。


そういった中で、代表として強く思うようになったのが、やはり崖のふちは崖のふち本戦で。」という事です。


大会の中の一試合だけでは、到底表現しきれるものではないのです。


私の手を離れることも、今後はなくすつもりです。

というかなくします。

他の人が考えた○本勝負は、松本 都の崖のふちプロレスではありません。

○本勝負も、本当にとてもとても難しいもので、プロレス以外の事をやればそうだという安易な考えでできるものではありえないのです。

○本勝負以外の形式も含め、私以外の手に負える試合形式ではないと、100%胸を張って断言できます

5.4崖のふち第11戦vs鈴木みのる選手を終えて、惨敗に打ちひしがれてより一層、その思いは確固たるものとなりました。


今後何があるかわからないけど、「崖のふちルール」も今後は出来るだけなくしていくべきなのかなとも思っています。


本戦以外に崖のふちを観て頂く機会は増やしたいけど、完全でないものを「これが崖のふち」だと思われてしまうのも嫌だ。


でも!


それは世間に届くチャンスを減らしてしまうという事でもある。


理想を追求し、叶えて満足をしても、より多くの人に観てもらわなければ意味がない。


崖のふちに関して、「わかる人にわかればいい」「斬新すぎることをやっているのだから、ついてこられない人もいるのは仕方がない」

と前までは思っていた部分がありました。


でもそれでは、いつまで経っても世間には届かず、お山の大将になってしまう危険性を感じます。


新日本さんやWWEを観るようになり、自分が目指すものがアングラの女王ではいけないのだという事を強く感じてます。


5.4みのる戦を境に、考えが大きく変わりつつあるのです。


「大衆娯楽でありたい」という思いと、「自分の理想を追求したい」という思いの、板挟みに今まさになっています。


そんな葛藤の最中で組まれた、今回の7.9鬼神道vs小橋太っ太選手崖のふちルール。


通常ルールでやりたいという思いももちろんありました。


でも、崖のふちルールと発表されてしまった。


本当にどうしようかこれ以上無いほどに考えて、他の手段もありましたが、その中であえて「崖のふちルール」の始まりで基本でもあるといえる、この「時間無制限・3本勝負」にしました。


小橋太っ太さんという対戦相手を考えた時に、このルールが一番適していると思ったのです。


私がこの試合で一番見せたいのは、今後もう組まれる事はないであろうこの対戦相手とのキラーカードぶり。鬼のリングにおける化学反応を見せたいのです。


そこには崖のふちの世界観なんて必要ないのかもしれないです。


でもそこをあえて投入です!


この無茶苦茶さも含めて、崖のふちであり鬼神道なのだと思います。


色んな思いを胸に臨みますが、どうなっちゃうのか本当にわからない試合です!


沢山のものを背負ってます。


絶対に、生で目撃して下さい。


ありきたりな言葉ですが、それだけです!


試合後は笑えますように。頑張ります。


NEWミスター雁之助プロデュース興行「鬼神道Returns13

7.9(火)19時 新木場1st.RING


【チケット】自由席 5000円 チケット受付中!

 (鬼神道限定・非売品DVD撮影時グラビアポートレート付) ※8日24時申込締切

 崖のふち特別ルール・時間無制限三本勝負
 松本 vs小橋太っ太

試合チケット:

下記アドレスまで件名を必ず「○月○日鬼神道チケット」とし、お名前と日時、(席種)、ご連絡先、枚数明記の上でお申込み下さい。

(チケットは全て当日0時締切、キャンセルや変更も0時まで)

チケット担当・石井:ishiirow1207@yahoo.co.jp