大量出血からの
緊急手術
心の準備はできていたはずなのに
びっくりして涙が止まりませんでした


普通の分娩手術室ではなく
ハイリスクに対応した
別フロアの大きな手術室へ
ベッドごと移動しました


今回は
当然夫の立会いもできない
心細い、、、


最初の1時間は麻酔と格闘
硬膜外麻酔がなかなか入っていかなくて
何度も差し直しました

その後は麻酔が効いてこなかったり
逆に効きすぎて息が苦しくなりパニック
不覚にも暴れてしまいました、、、


けど、希望した硬膜外麻酔をしてもらえて
とりあえず安心しました

(硬膜外麻酔とは術前から術後まで
常に背中からチューブをつけておいて、
痛い時に麻酔を追加できる。

希望した理由は主に術後の痛みを緩和する為
それをしてたってかなり痛いので
ないことは考えられませんでした
思えばこれが唯一通った自分の希望だったかも)



そこから担当医師の自己紹介、手術内容の確認

前置胎盤、癒着の可能性あり、
出血止まらない場合は全身麻酔子宮摘出です

と言われた時には手術の実感がリアルにわいて
最高潮の恐怖でした。


それから、表面のお腹を切ってからも
(私は胎盤の位置が身体の前側にあったため)
先生たちは胎盤を避けて子宮のどこを切るか
話し合いながら慎重に手術を進めてくれました


30分以上たったでしょうか、
こんなに長くお腹開けてて大丈夫?
赤ちゃんは大丈夫?と思っていた矢先
では、切ります! と

暫くしてミャーミャー赤ちゃんの声が聞こえて
ホッと一安心ぼけー


しましたが、
姿を見ることはできず
その後は1番の難所
胎盤の取り出しにかかってるはずで、、、


5分、、10分、、15分、、、


何も見えないし
声もあんまり聞こえないし

胎盤は?癒着は!出血は?輸血は?
血を吸う音みたいなのだけが
ジュルジュル聞こえて、、、



またら30分くらい経ったころ
勇気を振り絞って口を開く

あの、、、たいば、、、

ああ!綺麗にはがれました!
出血も想定の中ではないほうでしたよ!
癒着もなかったし綺麗な子宮だったよ、
もう1人いけるレベル!

いや、もういいです、、、笑


とにかく安心しました


最後に傷口を丁寧に塗ってもらって
しばし回復室で過ごし

無事に元の病室に戻りました。


全部で3時間かかりました


今回1番危惧していた
開けて見るまでわからない
癒着と出血

それがそこまでなかったことが
1番の救いでした

そして
緊急手術とはいえ
スタッフさんの揃っている平日の午前に
担当医と産科部長の先生に
執刀してもらうことができて
ほんとに良かった


赤ちゃんは
2458gと元気にうまれましたが
呼吸と心臓に少し問題があるらしく
なおかつギリギリ低体重児(2500g以下)なので
NICUに行ってしまい
ベッドから動けない私はまだ
会っても触ってもいないのです。


早く会いたい!


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