こんにちは。
本日の作業日記をお届けします。
今回の作業車両は、マイナーチェンジで大きな進化を遂げた2025年モデルのYAMAHA MT-07。 この最新モデルの前後サスペンションを、さっそくマトリス(Matris)製へとアップデートするカスタムをご依頼いただきました。
2025年モデル最大のトピックといえば、やはりフロントフォークが従来の正立式から「倒立式」へと変更された点です。剛性感が大幅に向上したこの新設計の倒立フォークに、さらなる路面追従性と細やかなセッティング性能をプラスしていきます。
🔧 フロント:マトリス F20K カートリッジキット組み込み
まずは新設計された倒立フォークを分解し、マトリス製のインナーカートリッジキット「F20K」を組み込んでいきます。
F20Kは、ジュラルミン製の20mmシリンダーを採用した「オープンカートリッジ」構造のキットです。マトリス独自の「クワッドバルブ方式」を採用しており、左右のフォークでそれぞれ伸び側(リバウンド)と圧側(コンプレッション)の減衰発生を完全に独立して分担させる構造になっています。
マイナーチェンジ直後の新型フォークということもあり、内部の構造や細部の寸法を慎重に確認しながら、純正のインナーパーツをマトリス製のキットへと入れ替えていきます。
適切な油面管理のもとで確実に組み上げることで、トップキャップ部から伸び・圧の減衰調整、およびプリロード調整が精密に行えるフルアジャスタブルフォークへと進化しました。
🛠 リア:マトリス M46KD(油圧プリロードアジャスター付)への交換
続いてリアショックの交換です。 チョイスしたのは、減衰調整(伸び側)と車高調整を備えたモノショック「M46KD」。
さらに今回は、シチュエーションや荷物の有無に合わせて手軽にプリロードを調整できるよう、「油圧プリロードアジャスター」が付属したモデルを取り付けます。
車体に合わせてショック本体をセット。
前後マトリス化されたことで、車体トータルの減衰バランスが劇的に引き上がりました。
新型MT-07が持つ軽量な車体のキャラクターを活かしつつ、路面にしっとりと吸い付くような上質な足回りに仕上がりました。
最新マシンのポテンシャルをさらに引き出した仕様ですので、ワインディングやスポーツ走行でのインプレッションが非常に楽しみです。
🏍 組み上げ後の試乗インプレッション
前後の換装とセットアップを終え、実際に試乗を行いました。
純正の足回りに比べ、ブレーキング時や荒れた路面を通過する際も前後の無駄なピッチング(車体の前後の傾き)が劇的に減少しています。サスペンションがしっかりと路面を捉えて車体が安定するため、エンジンのピックアップ(アクセル開度に対するツキの良さ)もダイレクトに体感できるようになり、ライディングそのものがより一層楽しくなる仕上がりです。
ここで少し、これまでのモデルとの比較を踏まえた個人的な感想を。
これまで旧型MT-07や、その派生モデルであるYZF-R7において、それぞれ「純正状態」と「マトリス組み込み状態」の車両を試乗・セッティングしてきました。 これまでの位置づけとしては、「旧型MT-07を、よりスポーツ走行に振ったモデルがYZF-R7」というイメージでした。
しかし、今回フロントが倒立化された2025年型の新型MT-07に乗ってみると、単なる旧型のマイナーチェンジというレベルではありません。乗り味の剛性感やスポーツ性のベクトルが、まさに「YZF-R7をネイキッドにしたマシン」という表現がしっくりきます。
そこにマトリスの前後サスペンションが組み合わさったことで、シャシーのポテンシャルがさらに引き出され、ワンクラス上の極上のスポーツネイキッドへと進化を遂げました。 (※あくまでも個人の感想です笑)
最新マシンのポテンシャルをさらに引き出した仕様ですので、オーナー様にはワインディングやスポーツ走行でのインプレッションをぜひ存分に楽しんでいただければと思います。
それでは、また次回の作業日記でお会いしましょう。
■サスペンション関連ブログ記事
🗒️ CBR1000RR-SP(SC77) 電子制御純正オーリンズのリフレッシュ!
🗒️ 【作業依頼】HONDA CBR1000RR-R SP 電子制御サスペンション、完全リフレッシュ
🗒️ Honda CBR1000RR-SP(SC77) 純正電子制御式オーリンズフロントフォーク
🗒️ Kawasaki ZX-10R SE ~SHOWA電子制御KECSフロントフォークオーバーホール
🗒️ 【作業ブログ】Z650RSの走りを変える。Matris F15Kキット組み込みと減衰仕様変更
🗒️ 【作業依頼】Monster 1200R / 純正オーリンズフォークのメンテナンス
🗒️ 【作業依頼】Honda CB400SB 前後サスペンション・オーバーホール
🗒️ 【ウェビックピットインサービス】ホンダ グロム125 サスペンション交換
その他記事一覧はこちら
🧰 Webikeピットイン登録店
Webikeで購入されたパーツの取り付け、タイヤ交換なども作業いたします。
皆様からのお問い合わせ、心よりお待ちしております!
Matris・Accossato・Robby moto engineering・
総輸入販売元 松本エンジニアリング
・Matrisサスペンションの販売セッティング・オーバーホール
・劇的に軽い!疲労軽減アコサットクラッチ!
※シェア・フォロー拡散大歓迎!m(_ _)m
https://www.twobros-japan.com/
◎facebookページ
https://www.facebook.com/MatsumotoEngineering/
◎X(旧twitter)
https://twitter.com/Matsumoto_EG
◎Instagram
https://www.instagram.com/matsumotoengineering







































































