本日、午後1時30分から、久御山町役場5階コンベンションホールで、令和5年度久御山町自殺予防啓発・人権啓発合同研修会が開催されました。


まず、信貴町長の開会挨拶があり、その後「聴くことの力~ありのままを支える」という演題で、講師に 一般社団法人リヴオン 代表理事 尾角 光美(おかく てるみ)氏を、お招きして講演が行われました。


尾角光美氏・・・19歳で母を亡くす。あしなが育英会で病気、災害、自殺、テロ等による遺児たちのケアに携わる。2006年自殺対策基本法制定以後、全国の自治体、学校などから講演、研修の講師として呼ばれ、グリーフケア、自殺予防に関して伝え広める。2009年「グリーフケアが当たり前にある社会」の実現を目指してリヴオンを立ち上げる。大阪府や京都府の自殺対策推進協議会等のメンバーとしても、自死遺族支援のリーフレット作成や条例の制定に関わる。石川県小松市勝光寺における「グリーフサポート連続講座」が認められ、寺院とNPOの協働を表彰する浄土宗第5回「共生・地域文化大賞」にて「共生優秀賞」受賞。日本財団国際フェローシップのフェロー5期生に選ばれ、英国に留学、2018年ヨーク大学大学院国際比較社会政策修士号取得。現在、英国バース大学にて博士課程に在籍し、ヤングアダルト期の死別経験について研究中。


講演は、自殺、自死という言葉は、その人の捉え方により変わる。又、家族を失い生きる意味を失いかけてる人に対しても、慰めや励ましの言葉を掛けることも必要かもしれないが、そうすることで、本人が思いを吐き出せない。例えば、思いを聞いてあげるとか、ありのままに接してあげることで、本人も吐き出すことが出来る、ということを言われていました。


最後に、

「大切な人をなくした人のための権利条約」

を朗読していただきました。


リヴオンさんでは、いのちの授業もされているということでした。
私は、以前の一般質問で、子どもたちにも、いのちの大切さ、人間の尊さについて、理解してもらう必要があると考え、いのちの授業の必要性について、質問を行いました。

是非、一度いのちの授業を聞かせていただきたいと思いました。
本日、講演をしていただきました尾角氏、又、ご準備をいただきました町職員の皆様、有意義なお時間をありがとうございました🙇