昨日は、令和元年度「市町村議会委員長研修会」が、ルビノ京都堀川で行われましたので、民生教育常任委員長として、出席させていただきました。


開講挨拶に引き続き、講演が行われました。 
まず、講演1では、「議会力・議員力の発揮へ『地方議会改革を実践する』」という演題で、長野県飯綱町前議会議長 寺島 渉氏による講演が行われました。
近年では、投票率の低下、無投票選挙区の増大、立候補者の減少・定員割れの問題等が発生している。
その原因としては、地方議会が、長い間、首長の追従機関となっていたため、住民は議会の存在価値や議員に魅力を感じない。又、町村議会の報酬の低さ等、議員活動の環境が十分に整っていないことを言われていました。

そんな中、飯綱町で取り組まれた議会改革と、その必要性について説明をしていただきました。
柱として、
○追認機関から脱し、議会の権限と役割、責任を果たす。
※追認機関ではなく、町長と切磋琢磨する議会

○「チーム議会」の政策提言活動を重視、「政策サポーター制度」を新設
※議員の個人での活動ではなく、議会が機関として機能する。

○開かれた議会、議会への住民参加を広げ「議会の見える化」
※模擬議会、休日・夜間議会の開催や、地域懇談会を多く開催し、住民の話に耳を傾けられる、聞ける議員が必要。又、「議会だより」等のモニター制度の実践。

そして、議会力・議員力を発揮するためには、議会の権限を発揮すること。そして、二元代表である中で、一元としての活動が必要であることを話していただきました。

講演2では「議会の審議能力・委員会の審査能力の向上について」という演題で、三重県地方自治研究センター髙沖 秀宣 氏による講演が行われました。
ここでも、議会の本当の役割は、追認議会ではなく、審議をどれだけ高められるか、政策の質を上げられるか。
執行機関は、予算説明においても、手の内を全て見せない。そして、十分な説明をしたがらない傾向がある。そこを見つけて、追求するのが議員の仕事である。何のための議員か考えれば、首長等に不必要な配慮、遠慮は要らない。と言われていました。
又、議会事務局の職員数や、議員の報酬は副町長級にするべき等、もっと議員としての自覚とプライドを持たなければならないと言われているように感じました。

今回の講演を聞かせていただき、改めて議員としての役割、又、執行機関への審議を十分に行うためには、私自身の議員としての、資質の向上をしていかなければならないと感じました。

昨日は、講演していただきました講師の先生方、又、ご準備していただきました関係者の皆様、ありがとうございました🙇