1月29日、30日と城南衛生管理組合議会の視察研修が行なわれましたので、参加させていただきました。

 

初日は、杉並清掃工場にお伺いし、昨年建て替えられた工場の概要について、スライドも使って説明をしていただきました。

 

   

 

又、東京ゴミ戦争についても説明をしていただきました。東京ゴミ戦争とは、昭和30年代、高度成長期を迎え、物が豊かになると同時に急激に増加した『ごみ』」が大問題となりました。

ある日、突然清掃工場の建設予定地となった高井戸の住民とゴミの埋め立て地となっていた江東区の住民との思いが交錯したために、発生した問題であります。

その後、多くの話し合いが持たれる中、行政も住民側の要望に応じ還元施設を作る中で、住民と行政との協働が生まれたそうです。環境に配慮して、540mのゴミ収集車専用の地下道も建設されたそうです。

 

   

 

二日目は、多摩清掃工場と『エコにこセンター』(多摩ニュータウン環境組合リサイクルセンター)にお伺いさせていただきました。

 

   

 

多摩清掃工場では、人口は増えている中で、ゴミ搬入量を減らせていることの要因がゴミ袋の有料化、プラ製品等の資源化によるものだという説明を受けました。

又、『エコにこセンター』では、特に粗大ゴミとして清掃工場に届いた家具類の中で、使用可能なものを清掃し、展示販売をされています。平成28年には、約3300個の家具を販売されたそうです。

 

   

 

今回の視察研修をさせていただき、全国各地でも様々な取組みをされている事を実感致しました。

又、ゴミという物は人間が生活する中で決して無くなる物でもありませんので、いかに効率よく、再利用並びに処分していくのかを検討していかなければならないと思いました。

 

今回お世話になりました、杉並清掃工場、多摩清掃工場並びに『エコにこセンター』職員の皆様、同行していただきました城南衛生管理組合の職員の皆様、ありがとうございました。