11月14、15日は久御山町議会運営委員として、愛知県丹羽郡大口町と岐阜県高山市にお伺いさせていただき、『議会活性化の取り組みについて』、『議会改革について』視察研修をさせていただきました。

 

14日の大口町では、議会改革をおこなうために、まず特別委員会を設置し、議会基本条例の制定をおこなわれました。

条例制定と平行し、委員会での議員間討議をおこなったり、町民の生の声を聞き意見交換をする機会を設けるために、意見交換会や議会報告会を開催され、議会改革をおこなわれています。又、11月頃から、本会議や委員会等の一年間の予定をたて、活動をされております。

 

    

 

15日の高山市では、『議論する議会を』を目標に掲げ、議会改革に取り組まれております。

高山市は、平成17年周辺9町村を編入合併し、大阪府より広い、日本一広い面積の市となりました。当初は各市町村の議員が124名おられましたが、議論を重ね、地域意見交換会等での意見聴取をおこなう中で、現状の全市一区・定数24人に決定されました。

総合計画の策定においても、全議員で構成する特別委員会を設置し、調査・研究及び審査をおこなわれました。

又、予算・決算審査においても議員全員で構成する予算決算特別委員会を設置し、全ての審査を全員でおこなわれております。

様々な意見や問題がある中で、『議論する議会を』念頭に、議員全員が一致協力されていることを実感致しました。

 

    

  

 

ある議員の方が話されていたのですが、私の地域は地方交付税不交付団体を継続し、市町村合併もしていないので議会改革をおこなわなければならないという、切実な思いが少ないのかも知れない。その思いが多い地域こそ、議会改革が進んでいるのかも知れないということを言われていました。

久御山町でもそうなのかも知れませんが、私も視察研修でお聞きした内容で活用できることは久御山町でも活かし、住民の皆様のためにも議会改革を進めていけるように努めていきたいと思います。

 

二日間お世話になりました、大口町、高山市の関係者の皆さま、ほんとうにありがとうございました。