竜巻被害とNHK「あまちゃん」

9月2日のあの日、この２つは隠れた領域で連動していました。

元々この日は、東洋の暦理論では天変地異の可能性が極めて高い「要注意日」と聞いていました。

どんな形で現れるかはわからないけれども、危険性が一番高いのは震災。それも、現在の地殻のエネルギー状況からみて、首都圏を直撃しかねないという話でした。

ただ、予見されている災害の有無や規模の大小は、そこに住む人々の集合意識によっても変わるもの。
私はまさに首都圏内の千葉県に住んではいますが、その日を迎えた私の感覚では、
“まだ大きな揺れは来ないんじゃないか”というセーフゾーン。

果たして、その日は千葉・埼玉両県の一部地域で大きな竜巻災害が起こりました。
負傷されたり、住まいが損壊した方々には、とんだ災難だったとご苦労がしのばれますが、それでも誰も命を落とさなかったということに救いを感じました。

地上に自然災害を呼ぶエネルギーが存在していても、一度に数万人単位の犠牲者が出るような震災ではなく、もっとスケールの小さな形で現れたことが、不幸中の幸いと思えたのです。

予知能力のある人達は、「このままいけばそうなる可能性」という、この世に現象化する前の出来事の種を先に視ています。
その出来事の存在自体は消せないとしても、その出来事と似たような別の出来事が起きれば、それが「型を演じた」ことになって、起こるはずだった事を小さく抑えることができるのです。いわば、エネルギーの“振り替え”です。

この世界では、時々そういう事が起こります。
例えば、2003年9月にも“×日に首都圏に大地震・本当に危ない”という予知情報が駆け巡ったことがありました。
果たしてその日は、名古屋で小さめの爆発事故があったほかに、阪神タイガースが18年ぶりに大逆転優勝をしたために大阪が大揺れ！！となったんですね。いや、ホントに冗談みたいですが。エネルギーがそっちへそらされたわけです。
“首都圏が大阪に守られたわぁー”と感じたものです。

さて今回はと言えば、何とその9月2日、この春からちょっとしたブームとなっているNHK連続テレビ小説『あまちゃん』の劇中で、ちょうど東日本大震災が起きていたのですよ…！
驚きました。テレビ番組が震災を演じることで、危険なエネルギーを肩代わりして、のがしてくれたのだと感じられました。

日本はまだ、崩れないように守られている…！と、深い感謝の思いが湧いてきました。

ただこれは、あくまで猶予期間なのだとも言えます。
竜巻被害を報じる新聞の一面の隣には、これまでずっと原発付近の活断層が危険という判定を出し続けて再稼働を食い止める働きをしていた「原子力規制委員会」が、初めて「福井県の大飯原発付近の断層は活断層ではない」と判定を出して再稼働への道が開かれたという記事が発表されています。ただし、この後にも原発施設自体の安全審査が続くので、すぐにそうなるわけではありませんが…。審査中にまた別の不具合が明らかになって、再稼働が断念されることを祈るのみです。