皆さん、五行歌ってご存知ですか?
1990年代に普及ムーブメントが始まった、和歌・俳句に次ぐ新形式の短詩スタイルなのですが、
そのルールは 《縦書きで五行に分けて書く》 ──ただ、それだけ。
字数は制約ナシで、季語も要らないという、自由度の高さが特長です。
そのため、作文が苦手という人にもハードルが低くて取り組みやすく、
やってみると何かしら内面の整理につながって、不思議なヒーリング効果があるんですね。
私もかつてハマっていた時代がありまして、「彩」 という五行歌専門の同人誌を共同創刊したりもしました。
(この雑誌は、編集スタッフが総替わりした今も健在☆)
新月の今日、これから私の五行歌作品を、時々ご紹介していこうと思い立ちました。
ブログではあいにく「縦書き」という、見た目に関する原則は生かせないのですが、言葉の響きを楽しんで頂ければ幸いです
心は鳥 祭子
思いは羽
愛という
気流に乗って
天翔けろ
(あまか)
「カゴの中の鳥」と聞くと、
何事かに縛られて、自らを小さな枠の中に押し込めてしまった
不自由な心をイメージしてしまう。
心が怖れに縛られることをやめて、
自由な飛翔を試みるためには、
心をふわりと高揚させる
思いの力が必要だ。
そしてその浮力を高みへと押し上げてくれるのは、
この世界にあまねく広がる
《愛》というエネルギーなのだ。
画像は「フリー素材無料写真 森の父さん花鳥風月」より拝借しました。