私は、彼氏の宗教に対する考え方が結構好きです。


彼はよく、「宗教をしてる人たちはなんで、物理世界に存在しないものを『ある』って言っちゃうんだろうね」と言います。







「例えばさ、まつこちゃんの好きな漫画の銀魂?の主人公名前なんだっけ?銀さん?
銀さんは漫画の中の存在なのにさ、それを『銀さんは実際に世田谷に住んでるんだ』って言ってる人いたら気持ち悪いじゃん。ヤバい人じゃん。





昔、テレビで心霊現象とかを取り上げた番組がよくあったのよ。

その中で、どっかの道路で昔交通事故にあった女性が怨霊になって、そこで事故を引き起こしてるって霊媒師が言ってたの。

で、その女性のお婆ちゃんがその番組観て真に受けちゃったんだろうね。
『うちの孫が人様にご迷惑をかけて…』って言って、数珠持って毎日そこで祈ってたんだって。

それはさぁ、イカンでしょうよ。


そりゃ、その事故にあった女性はさぞ無念だったと思うよ?もしかしたら幽霊になっちゃったのかもしれない。
それはそれでいいんだよ。そう思いたきゃ思えばいいよ。思う人の中には居るんだから。

でも、実際には存在しないものを『いる』と言って、遺された家族がどう思うか…。




前世の話もそうだよ。

『あなたは前世で大きな罪を犯しました。これをしなければあなたのカルマは減りません』って、前世なんて、そんな本人がどうにもできないことを言ったってしょうがないじゃない。




物理世界に存在してないものを「ある」って言ったらキリがない。そんなものはオカルトだし、人を傷つける行為だよ」








宗教では、神だのサタンだの、前世の罪だの、目に見えない、実際に存在しないものが沢山出てきては、時に人を戒めたり救ったりします。



少し前、幸福の科学の大川隆法が、香港のデモ隊の中心人物だったアグネス・チョウさんの霊言をでっち上げて、それを幸福実現党が記事にしたことで炎上してましたが、《無いものをあると言って人に危険をもたらした例》としては、かなり解りやすいかと思います。

アグネスさんはTwitterで霊言の内容を否定してましたが、霊言のせいで更に事態の悪化が懸念されました。


アグネスさんの否定に対して幸福の科学側は、「霊言は、現実にいるご本人の言葉と同じではない。ご本人の心の奥底の本音だ」という内容の返答をしていて、笑うしかなかったですね…😓

この返答を見たアグネスさんの気持ちは、察するにあまりあります…。











個人で《霊はいる、神はいる、サタンはいる、前世の罪のせいだ》って思うのは自由だけども、それを実際にあるものとして周りに公言してしまえばただのヤバい人ですよね。



うちの父の奥さんは、親族の前で祖父の霊を降霊してみんなを驚かせたそうですが、私としては大嫌いな祖父がその辺を幽霊としてウロウロしてるのかと思うと、こんなに気持ち悪いことはないです。

「見守ってくれてるのよ」なんて言われても全く嬉しくない。勘弁してくれって感じ(笑)

まぁ、私以外の親族は、祖父と再会できたと思って喜んだんでしょうけど。












それで救われる人がいるんなら、それはそれで良いよ。

ただ、お願いだからその世界観を周りに押し付けないで欲しい✋

個人の心の中だけで留めておいて、言葉にすらしないで欲しい。腹立つから。