ぴよちゃんは年少くらいから加配の先生がついていた。
保育園側から、ぴよちゃんを安全に保育するためにつけたいと提案されたためだ。
加配の先生をつけるには2つの方法がある。
1つは療育センターか、市民病院や大学病院等の大きな病院で診断書をもらい、市役所に加配申請を出す。
2つ目は診断がすぐにもらえない場合の手段で、療育センターか市役所の心理士相談等の利用がある場合、先に加配申請のみを提出し、診断書は後日診断が出てから提出するというやり方。
1つ目は補助金がすぐ出るのだけど、2つ目は診断書が提出されたらその日から、加配申請の日まで遡って補助金が後払いされる。
後払いになるので、保育園側がOKしないと申請できない。
ぴよちゃんは加配の先生をつけたいと言われた時点で、診断がまだまだ先で、2つ目のやり方しかできなかったんだけど、保育園の先生も、市役所の人も、加配申請ってよくわからなくて、1つ目の方法しか知らない状態で、どうすればいいかわからなかった。
2つ目の方法は市役所のホームページに載っていたので、たらい回しで困ったら市役所のページとか確認してみるといいかも。
診断書が、療育センターか市民病院等の大きな病院のものしかダメなのも要注意ポイント。
例えば地域の児童精神科とか発達外来とかの診療科が1つ2つみたいな専門の病院だとダメらしい。
内科、外科、形成外科…みたいにたくさん診療科がある大きな病院が対象。
大体そういうところはみてもらうまでにだいぶ待つので(数カ月単位で待つ)、すぐに診断書を入手するのは結構難しい気がする。
とはいえ、加配の先生って人手不足の中確保するのはすごく大変だと思うので、保育園側から加配つけたいと言ってもらえたのはありがたかったと思う。
当時のぴよちゃんは、みんなが園庭に行っても1人で教室で遊びたかったり、みんなが教室にいても外に行きたかったり、みんながお昼寝してても1人で起きてたりと、みんなと揃った行動をとるのが難しかった。
先生達も、ぴよちゃんから目を離す訳にはいかないけど、他の子も見ないといけない、という状況になっていたため、他の子を安全に保育するためにも、ぴよちゃんを安全に保育するためにも、加配をつけたいということだった。
産休に入られる先生もいらっしゃって、人手不足の中、ぴよちゃんに加配という選択をしてくださった保育園の先生方には本当に感謝しかない。
小学校入って、支援級のお母さん達と話したりしてると、加配申請の補助金は加配に使うだけでなく、子供が安全に過ごせるように設備に使うことも可能らしくて、加配がつかずに過ごしてた、という話も聞いたので、つくづくありがたいことだったと思っている。