たまには一言!
最悪のタイミングで横浜市議補欠選挙の中盤戦を迎え、四苦八苦しております。
連日のように各地域ごとの個人演説会(ミニ集会)を開催していますが、会場では候補者への関心よりも、民主党に対する不満や不安の声が続出しています。
党本部では、鳩山首相の進退問題が取り沙汰されていますが、その大きな要因となっているのが目前に迫る参議院選挙に対する影響を見据えた対策である事は間違いありません。
しかし、果たしてそんな事でいいのだろうか!?
ここ数年の政治の動乱と不安定さが持続する背景には目先の選挙や政権争いばかりが優先され、現実を直視した『国の将来の青写真』をはっきりと示せないことに要因があると思います。
そのため聞こえのいい公約やマニフェストに縛られて、思い切った政策を実行する事が出来ない雰囲気にあります。
選挙の度に政権が移動し、そのあと大きなより戻しが生じる。
先の郵政選挙しかり、昨年の衆議院選挙しかり。
こんな事を続けていると、国の方向性をいつまでも見いだせないばかりか、そのうち国際社会から相手にされなくなってしまいます。
党利党略を優先し、相手の政策を揶揄するのではなく国家として進むべき道筋を与野党ともに真剣に考えなければ手遅れになってしまう。
そういう危機感をもった人間が一体何人いるのか!
人間は、特に日本人は、事あるごとに他人のせいにしたがる傾向にありますが、そんな事を続けても問題の本質は何も解決しません。
政権や政治を動かす政治家も、それを選択した国民も,、私も含めその事を自覚しなければ何も始まらないのではないでしょうか?
また、政治というものが
『理想を追求し続ける一方で究極の現実を見据えるもの』
であることを認識する事も今の政治家、そして国民の皆様にも求められているような気がします。
幕末の動乱期
坂本竜馬は、大政奉還を成し遂げたあと、幕府に対しても、それに敵対して来た諸藩に対しても、『わだかまりや私欲を捨て国が一体となって事にあたるべきである』と提唱しました。
その竜馬が暗殺されると、国内は士族の反乱や諸制度改革をめぐり内戦状態に陥りました。
形は違えど、今の日本には国をまとめ、強いリーダーシップと周囲との調和を兼ね備えたカリスマ的リーダーが必要なのです。
『鳩山総理』 あなたにその覚悟はおありですか!?
鳩山首相が続投するにしても交代するにしても、指導者はその事を強く自覚し、バランスのとれた政治を動かすことを強く要望する。
野党の皆さんもよく考えてみてください。