今回は、行事への来賓出席にまつわるエピソードについてお話をさせていただきます。

 

今日は、大在公民館で開催された大分東地区防犯協会連合会定期総会に出席させていただきました。

 

こういった会に出席する際、僕は毎回のように苦悩することがあります。

 

それは、駐車場問題です。

 

出席者の多い会になればなるほど、駐車場問題は切実なものになります。

 

これは、当然のことと言えるでしょう。

 

大抵の場合、主催者は十分な駐車場を確保しており、会場から少し離れたところに、第2、第3の駐車場が用意されています。

 

ポイントは、ここからです。

 

僕が爽やかに車で会場に駆けつけると、駐車場に配備された警備員さんが僕の車を止めます。

 

「もう駐車場がいっぱいなんで、少し離れたあちらの第2駐車場にお願いします。」

 

ごくごく当たり前のやりとりです。

 

・・・だけど、僕は知っているんです。

 

会場の入り口近くに来賓用の駐車場が残されていることを。

 

 

来賓者は、組織外から招く客人という立場であり、丁重に扱うことが一般的です。

 

警備員さんは、来賓用の駐車場を確保するために、僕を第2駐車場に誘導しています。

 

ただ一つ、ボタンが掛け違えていることは、何と、僕がその来賓者だったということです。

 

しかしながら、警備員さんに罪はありません。

 

クールビズ仕様でカジュアルな装いの僕を来賓だと思う人の方がマイノリティなはずです。

 

弱気な僕は、意を決して

 

「僕、来賓なんですよ。」

 

とは、言えないんです。

 

だから、僕は警備員さんの指示を甘んじて受け入れ、いつもギリギリのタイミングで会場に駆けつけるという不良行為との相乗効果によって、遠くの駐車場から早歩きで会場に向かって汗ばむという無観客演芸会を年間多数上演しています。

 

僕が汗ばみはじめる最高のタイミングで、僕のために残してくれていたのであろう空の駐車スペースを通過する時は、誰の目にも触れない演目を演じ続けてきた演者として、筆舌に尽くしがたいほどに複雑な感情をはらんだ笑みがこぼれます。

 

もう一度言いますが、警備員さんに罪はありません。

 

僕の職場と言える市役所でも、夏場にノージャケットで用事のある部署に赴き課長さんの席までスタスタ歩いていくと、議員と認識してもらえず、一瞬だけ、突然不審者が侵入してきた!という空気が流れるという演目も多数上演していますから。

 

つまるところ、僕の顔が知られていないということが、誰にも罪はない苦悩を生む要因になっているということです。

 

みなさんに認知していただけるように、もっと仕事にはげまなければなりません。

 

 

今日も駐車場問題でつまずきはしましたが、この慎ましく謙虚な人柄を披露することができたことで、ちょっぴりお得な気分となりました。

 

 

ちなみに、肝心の出席させていただいた会自体についてですが、来賓として祝辞を述べる機会を頂戴しました。

 

防犯協会連合会の定期総会ということもあり、前々回の記事悲しいことをなくすためにで述べさせていただいたような、悲しい事件や事故に対する僕の考えを、みなさんの前でお話し、犯罪のない安心安全な社会の実現のために一緒に頑張りましょうと呼びかけさせていただきました。

 

ちょっと話が長くなってしまったところはご愛嬌として、一人でも僕の考えに共感してくださった方がいれば嬉しいなぁと思います。

 

改めて、慎ましく謙虚な人柄が垣間見えたところで、今回の記事の結びといたします。

 

 

最後に一言・・・安心安全にも元気とまつき!!