今回は、視察についてのお話をさせていただきます。

 

今週は、同僚の高松大樹議員と長崎市の環長崎港夜間景観向上基本計画に関する取り組みを視察させていただきました。

 

 

事の発端は、

 

「松木君、一緒に長崎の夜景を見に行こうよ。」

 

という高松さんからのお誘いでした。

 

・・・?!

 

様々な憶測が僕の脳内を飛び交いました。

 

これまでの高松さんとのやり取りを必死に思い返してみると、もしかしたらということが一つありました。

 

 

大分市は観光資源が少なく、どうやって観光面の取り組みを進めていくかということは重要な課題です。

 

そのことを高松さんと二人で話している時に、高松さんのフィールドであるスポーツを活用したスポーツツーリズムの取り組みや、大きな港湾や工業地域を有する大分市の特性を活かして夜景を観光資源とする取り組みができないかなぁって盛り上がったことがあったんです。

 

すっごい真面目な仕事の誘いだったんですね。

 

自意識過剰な自分を猛省しながらも、いまだ私情を挟んでいる疑いが晴れたわけではないという点にも留意し、一緒に長崎を訪れることにしました。

 

 

そんなこんなで、長崎市役所で上述の通り環長崎港夜間景観向上基本計画について勉強をさせていただきました。

 

ご案内の通り、長崎市の夜景は世界新三大夜景にも認定されている素晴らしいものです。

 

実は、夜景に特化した行政の取り組みというのは全国的に例が少なく、僕もしっかりと勉強させていただくのは初めてでした。

 

理論的にみっちりご講義をいただき、偶然の産物である美しい夜景の上にあぐらをかいて長崎の観光産業が成り立っているのではない!ということを痛感しました。

 

本気で夜景に取り組むということは、生半可なことではありません。

 

夜景を形成する、街灯をはじめとする照明の立地や、照明器具の種類など、本当に多くのことを調査した上でコントロールする必要があります。

 

特に驚いたことは、港湾などの水辺において、照明によって水際をくっきりと照らすことによって、見た時の印象が大きく変わるということでした。

 

観光施設のライトアップの際には、施設を所有する法人などの協力も必要であり、市域の夜景をプロデュースする上で、広く民間の協力を得なければならないということも重要なポイントだと感じました。

 

こういったことというのは、実際に触れてみないと分からないことであり、多くの学びが得られたと思います。

 

 

また、長崎市では、専門性の高い取り組みを実施するために、複数の専門家に協力してもらうと共に、そういった方たちのノウハウを用いて、景観に関する専門的知識を有する職員の育成にも努めているということでした。

 

市役所内に特別職を用意して、九州大学の先生を招聘しているということでもありました。

 

分野に関係なく、重要な政策のために柔軟に取り組みを進める姿勢は、見習うべき点だなぁと思いました。

 

 

振り返ってみると、ドキッとする誘い文句からの長崎市視察でしたが、しっかりと勉強することができました。

 

視察の開始に際しては、わざわざ長崎市議会の副議長さんから歓迎のあいさつをいただきましたし、長崎市のみなさんからのおもてなしに心から感謝します。

 

余談ですが、歓迎のあいさつの中で、副議長さんが著名なサッカー選手である高松さんの功績に触れる場面があったのですが、僕はいささかのジェラシーを感じました。

 

 

このジェラシーを自分なりに分析してみると、2つの仮説を立てることができました。

 

1つは、僕の自己顕示欲に由来する、僕のこともチヤホヤしてよ!という心境説。

 

もう1つは、ドキッとする誘い文句への動揺に由来する、高松さんをチヤホヤしたって僕は夜景見ようって誘われたんだからね!という心境説。

 

どちらが有力な仮説かは、現在のところ判断しかねます。

 

ただ、1つだけ言えることは、座学をみっちりと行った結果、夜景の現地視察を実施することができず、高松さんと後日また二人で訪れようと約束した時に、気分が高揚したことは間違いないということです。

 

 

長崎市役所のホームページから拝借した憧れの夜景の写真を掲載させていただき、今回の記事の結びといたします。

 

 

最後に一言・・・大分に元気とまつき!!