今回は、シビれた話をさせていただきます。

 

僕は、最近、久しぶりにシビれました。

 

何にシビれたかって言うと、このオジサンにシビれました。

 

 

 

 

 

 

カリーム・アブドゥル=ジャバーさん!

 

左のシュートを打とうとしている方のオジサンです。

 

バスケファンの方なら、その名を知らぬ者はないのではないかというほどの伝説的な名プレイヤーです。

 

ちなみに、僕の敬愛するロサンゼルス・レイカーズのOBです。

 

そして、このレイカーズのユニフォームの色は、黄色ではなく『レイカーゴールド』であるということは、みなさんしっかりインプットしておいてください。

 

さらに余談を挟みますと、右側に写っているのはビル・レインビアさんで、80年代NBA最凶のヒールプレイヤーであり、ラフプレイの鬼です。

 

余談の余談ですが、レインビアさんのニックネームは『パブリック・エネミー』で、直訳すると『公共の敵』です。

 

どんだけ嫌われてんねん!

 

 

レインビアさんの話はさて置き、そんなジャバーさんの何にシビれたかをお話する前に、まずはジャバーさんのスゴイところをみなさんに説明させてください。

 

ジャバーさんは身長218㎝の長身バスケットボールプレイヤーであり、高校生の頃には、すでに有名な選手になっていました。

 

大学バスケの超名門UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に入学すると、練習ゲームで1年生を率い、前年の全米王者であったレギュラーメンバー相手に勝利してしまいます。

 

大学バスケでは、順調にスーパースターとして活躍し、ジャバーさんのプレイがスゴすぎて誰にも止められないから、NCAA(全米大学運動協会)が大学バスケの試合でダンクシュートを禁止にするというとんでもルール変更を実施した!という、空前絶後の武勇伝まで作っちゃいます。

 

ですが、このダンク禁止事件を受けて、ジャバーさんは、自らの代名詞ともなる『スカイフック』という必殺シュートを開発し、逆境をバネにプレイの幅を広げて、大学バスケ界で自身の地位を不動のものにするというカッコよすぎる結果を残しています。

 

こうなると当然の流れではありますが、大学では全米制覇に加え、全米最優秀選手に輝き、ドラフト1位でNBA選手になりました。

 

そして、NBAでも6度の優勝に加え、マイケル・ジョーダンさんさえも越えることができなかった歴代1位の通算得点、歴代最多の最優秀選手賞受賞とオールスターゲーム選出という金字塔を打ち立てています。

 

その上、あまりにも意外なエピソードとして、その昔ブルース・リーさんから拳法を習っていたという縁で、映画『死亡遊戯』のラスボス役でリーさんと共演し、タフなアクションシーンまで演じているのです。

 

スケールデカすぎです。

 

ジャバーさんの身体的デカさも感じていただくために、リーさんとの共演時の様子も紹介させていただきます。

 

 

めっちゃデカいでしょ?(笑)

 

 

ジャバーさんのスゴさを分かっていただけたであろうところで、やっと本題に入ります。

 

 

先日、僕はジャバーさんに関するネットのニュース記事を見て、とんでもなくシビれたんです。

 

ジャバーさんが、これまでに獲得したトロフィーなどをオークションに出品したというものでした。

 

総額で3億円以上の落札額になったそうで、収益のほとんどは、ジャバーさんが設立した子どもたちが科学、テクノロジー、工学、数学について学ぶことを手助けする『スカイフック基金』に寄附されるということです。

 

この際の、ジャバーさんのコメントを紹介させていただきます。

 

 

「子どもたちに人生の転機を与えることと、自分の部屋に優勝リングやトロフィーを飾ることのどちらを選ぶかと聞かれたら、その答えは明白だ。もちろん、私はそれらを全て売ることを選ぶ。私は、きらびやかな貴金属を眺めて自分の過去の栄光に浸るよりも、初めて毛虫を捕まえた時の子どもたちの嬉しそうな顔を見て、彼らの将来のために何ができるか考えることの方が楽しいんだ。」

 

 

 

 

オジサン、カッコいいよ。

 

カッコよすぎるよ。

 

僕は泣けてきたよ。

 

 

ジャバーさんが優れた人格者だからこそ、先に挙げた逆境を乗り越え、また、チームスポーツであるバスケットボールで数多くの偉業を成し遂げることができたということは言うまでもないと思います。

 

だけど、わざわざそのことを言いたくなったのは、僕がすごく感動して、この想いを誰かに伝えたいって思ったからです。

 

磨き上げたバスケットボールの技術だけでなく、生き方でも感動を与えることができるジャバーさんは本当にカッコいい。

 

世界にはこんな素晴らしい人がいるんだということを、少しでも多くの方に知って欲しいです。

 

 

 

スケールは違うけど、僕も、子どもたちの未来を変えるために、一生懸命頑張っています。

 

今回のニュースに触れて、ジャバーさんから勇気をもらいました。

 

ジャバーさん、ありがとうございます!

 

 

ジョン・レノンさんが『イマジン』で歌っていた通り、夢を見る人は一人じゃない。

 

きっと世界は一つになれると想いを強くしました。

 

 

僕の持ってる盾やトロフィーも3億円で誰か買ってくださいという無理なお願いをさせていただき、今回の記事の結びといたします。

 

 

最後に一言・・・大分に元気とまつき!!