今回は、スポーツにまつわるお話をさせていただきます。

 

学生時代の僕は、バスケ少年でした。

 

宿題もせず、授業中居眠りばかりしていた僕ですが、部活にだけは一生懸命打ち込みました。

 

ですので、僕の中では、青春=バスケットボールです。

 

謙遜せずに言いますと、地元じゃなかなかの有名選手だったんです(笑)

 

 

幼少期から天邪鬼で人見知りな僕は、周囲からの多くの習い事の勧めを断り続けていました。

 

そんな中、小学校4年生の4月から始めた生まれて初めての習い事がバスケットボールです。

 

どうしてバスケを始めたのかというと、クラスメイトから誘われて、断るのが億劫だったからです。

 

それまで幾多の誘いを断り続けてきたのに、なぜかこの時だけ了承してしまいました。

 

結果、僕のこれまでの人生で習い事はバスケだけだったということになったのですが、こういうことを縁と言うのかなぁと思ったりもします。

 

 

ちなみに、選手としての松木少年は、なかなか味のあるプレイヤーでした。

 

一番の得意プレイはリバウンドです。

 

シュートが外れた際に、そのボールを奪取するのがリバウンドです。

 

リバウンドは、その特性上、一般的に身長の高い選手が得意なのですが、中背な僕は、なぜかバスケを始めた時からリバウンドが大得意です。

 

1試合で10個取れたら上出来とされるリバウンドを30個くらい取ったことが何度もあります。

 

高校時代、試合中に監督から『リバウンドだけガンバレ』という衝撃的な支持を受けたこともあります。

 

僕は、リバウンドの中でも、特にオフェンスリバウンドが得意です。

 

オフェンスリバウンドは、自分のチームが攻撃している際のリバウンドで、つまりは、自分のチームの外したシュートを拾うということです。

 

僕は、このプレイが大好きでした。

 

仲間がシュートを外してしまっても、僕がリバウンドを取ることで、その失敗が帳消しになるからです。

 

また、僕が沢山リバウンドを取ることによって、シュートを外してしまうプレッシャーが和らぎ、仲間が積極的に攻撃を仕掛けることができるという効果も生まれます。

 

こうやって言葉にしていくと、チームに貢献できることが嬉しくて、僕はオフェンスリバウンドが大好きだったんだなぁと改めて感じます。

 

 

ちなみに、僕の選手として特筆すべき点は、ゲームの枠を超えたところにもあります。

 

僕は、練習を盛り上げるのが得意です。

 

単純なシュート練習ひとつでも、僕がいるだけで盛り上がります。

 

それは、1本1本のシュートの成否に全力で一喜一憂し、大きなリアクションを取るからです。

 

練習は活気があれば効果が増すと信じている僕は、この自分の働きに誇りを持っていました。

 

 

そんな感じの選手だったので、スラムダンクで言うところのクールなエースの流川くんとは正反対です。

 

だから、女子にはあまり人気のない選手でした。

 

だけど、男子からは割と人気で、他校の選手から何度も好意を告白されたことがあります。

 

 

そんなこんなで、何を言いたいかというと、僕はチームスポーツだからこそ需要のある選手だったんだと思うということです。

 

もしもバスケットボールが1対1で得点を競うスポーツだったら、僕はそんなにバスケットボールに向いていなかったと思います。

 

チームスポーツであるからこそ、僕の特性を活かせる機会がありました。

 

どんなプレイでも高いレベルこなせることが理想ですが、得意なプレイに凹凸があっても、チームスポーツでは相乗効果が生まれ、それは、時に予想を超えるほどの大きな力になったりします。

 

 

 

これは、社会においても似たようなところがあるように思います。

 

それぞれの特性を活かすことができる環境が整えば、僕たちは、もっと生きやすく、もっと豊かになれるはずです。

 

多少の苦手分野があっても大目に見るということが大事な時だってあるはずだと思いますし、品質の均一化を目指すよりも、それぞれの長所を活かしていくという発想が求められる時もあるはずだと思います。

 

僕は、そういう考えも持った上で仕事と向き合えば、面白いアイデアが生まれるのではないかと心がけています。

 

そういった意味で、バスケットボールを通して得られたものは、体力や技術の向上だけではなかったと思います。

 

バスケットボールさん、ありがとう!

 

 

学生時代に想いを馳せながらお話をさせていただき、中学校卒業時の部活の寄せ書きを思い出しました。

 

顧問の先生が『人生においてもリバウンド王であれ』というメッセージを贈ってくれました。

 

バスケを始めたきっかけにしてもそうでしたが、このタイミングでこの言葉を思い出すのも何かの縁な気がします。

 

今、僕が熱心に取り組んでいるのは、全ての子どもに健やかな成長の機会を提供することです。

 

みんなが積極的にチャレンジできる機会を生み出せるリバウンド王になりたいです。

 

 

 

でも、久しぶりに本物のリバウンドも取りたいです。

 

実は、先日母校の校長先生に、「久しぶりにバスケをしたいので部活に乱入したいです!」と意思表明をし、快諾を得たので、後日母校の体育館を訪問しようと思います。

 

ここで、一つ問題があります。

 

ここ数年運動をしてなかったので、僕にはバスケットボールシューズがありません。

 

ということで、とりあえずバッシュを手に入れます!

 

 

最後に、数年前、大分舞鶴高校バスケ部のOB会でバスケをした際の、出場間もなくで体力的余裕がありディフェンスにも意欲的な僕の写真と、シュートを決めてテンションが上がってる僕の写真と、この直後に運動不足に起因する酸欠状態に陥って欠場したためにゲーム中の写真が2枚しか撮れなったというエピソードを披露して、今回の記事の結びといたします。