色とりどりの華が咲いたようです。
 
ツバメ~YOASOBI
【踊り】塩尻市日本舞踊松風流子供教室
【振付】松風秀紀
 
 NHKのテーマソングでも御馴染みのツバメ、「踊ってみました」動画もたくさん拝見しますが、日本舞踊ではなかなかお目にかかれないのではないでしょうか?
日舞の形でありながら、「ぴょん」とツバメの様に飛んだり、軽快な足拍子が入ったり、かわいらしい振りも散りばめられています。今回は所作台付の舞台ですので、「トン」とかわいい音も楽しむことができました。
 
 古典ものと異なり、最近の曲ですと、古語の難しさがなく歌詞がそのまま分かりますので、振付けの意図や踊り手の世界観をダイレクトに感じ、初めて聞く曲でも予備知識なしに楽しむことができるのが魅力です。
 
 長唄やお三味線のイメージの日本舞踊ですが、秀紀先生、お弟子さんが持って来られる最近の曲も振付けなさいます。
秀紀先生は「かぶきもの」です。
 
「かぶく」とは奇抜、斬新、目新しいことをしてみせることで、「歌舞伎」の語源です。
今は伝統芸能で、歴史、格式のある「歌舞伎」ですが、歌舞伎が始まった当時は、歌舞伎自体が斬新で新しく、時代の最先端でその当時の人には初めて観るちょっと変わった新しいわくわくするものだったのです。
今は「風の谷のナウシカ」や「ワンピース」など映画や漫画とコラボした歌舞伎もありますね。
 
 お家芸を守って行きたい、伝統芸能である古典ものを知って欲しいと思う一方で、新しい若い世代の方に日舞を継いでいただきたい、まずは日本舞踊を知っていただくきっかけになって欲しいと、秀紀先生は最近の曲もたくさん振付されています。
 
新旧メンバーで難易度の高い振付を見事に踊ってくれました。
 
 
 こちらお人形の様な御二人はご姉妹です。
舞台に立つと御姉様方に入って、まだまだ小さく見えますが、妹さんは、幼い3歳からお稽古に通ってくれていました。
 
 
 こちらは初舞台の時の夏歩ちゃんです。
お姉さんのお稽古に連れられて、その時から、大きなお姉さん達の中で何となくお扇子を持って踊ってくれていました。
秀紀先生と私の中でオムツちゃんと呼んでいましたよ。
その頃から踊ってくれていますので、小さくていらしゃるのですがやはりお上手なのです。
 
 
 お姉ちゃんも、踊りが大好きで、お姉ちゃんのお蔭で妹さんも日舞を続けることができました。
コロナでお稽古に通いたくても通えない生徒さんがたくさんいらして、コロナ直前は10名だった生徒さんが一時期3名までになってしまいました。文化庁の事業で子供教室を行わせていただいていますので、生徒さんが少なくなってしまいますとお教室が存続できなくなるのですが、その時期にもこちらの姉妹がずっと通っていてくれました。
 
 
 こちらのお姉さん二人もまだ芸歴は浅いのですが、難しい振付を見事に踊ってくれました。
子供から大人になる少し前、華やかなお衣裳が初々しくも美しいです。
 
天竜下れば
【踊り】塩尻市日本舞踊松風流子供教室
 
 新しい生徒さんにとっては、難しい振りを覚えることから大変なことです。
二曲も素敵に披露して下さいました。
結衣ちゃんもお稽古を始めたばかりでしたが、良く舞台に立ってくれました!
 
 
 後ろ姿も京人形の様で可愛らしいですね。
 
 
 新旧メンバーでこうして舞台に立ってくれている姿を拝見すると胸が熱くなります。
かわいい舞台を魅せてくれて、そして、日舞の魅力を知り、楽しんで舞台に立ってくれて本当にありがとう!
新年度から入る新入生と一緒に、また今年一年たくさん、お稽古、舞台を楽しんでいただけたらうれしいです(^-^)
 
 
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のぞいていただけたらうれしいです

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