平家ゆかりの神社、厳島神社を背景に
 
平家物語
【松本市日本舞踊松風流子供教室 男子】
 
 立ち姿凛々しく、綺麗です。
 
 
 お扇子となぎなたを扱う踊りです。大人でも難しい演目です。凛々しく踊ってくれました。
 
 
 なぎなたは背よりも長いですので、上手く回さなければ床に当たりますし、お洋服と違って、お着物はお袖丈がございますので、脇に抱えることも大変難しい小道具です。
またお隣に当たらない様に常に意識を払ってポジションを取りながら踊ります。
複数人で踊る際に、お客様から見て等間隔を取ることは実はとても難しいのです。
 
 
 ぴったり揃って綺麗です。
小道具ですので流血しませんが、くるくる鮮やかに回しながら、切先の向きも気にしなければいけません。
お稽古中は、向きを間違えて切先の方を手で触って「本物だったら血だらけだよー」と良く言われていました。
 
木曽節
【松本市日本舞踊松風流子供教室 男子】
 
 平家物語とは全く雰囲気が変わって、着流しでの木曽節。
てぬぐいと笠を使う、こちらも大変難易度の高い踊りです。
長野県の民謡、木曽節、ツーステップなんかも入ります。
日舞に慣れているみんなは、ツーステップが変なスキップになってしまい苦労しました。
お友達のツーステップを見てゲラゲラ笑いながら、本番では粋な踊りを見せてくれました。
 
 
 合せ稽古をしたり、気持ちを整えて準備をしている女の子と違って、男子は出番の前も、変顔をしたり、冗談を言い合って笑い転げたり、またそれがかわいらしくて癒されます。見ているこちらが笑ってしまいます。
 
 センターを務めてくれた樹くんは、お正月、松本あめ市では連獅子の子獅子も立派に務めてくれました。
親獅子の秀紀先生に引けをとらない立派で麗しい子獅子でした。中学3年生、受験の為、一年お休みします。
 中学校、立派に合格した大希くん!中学校になっても日舞を続けるそうです。
ママとおばあちゃん、松風でも唯一です。親子三代で日舞を楽しんでくれています。
 凛々しい男踊りから、かわいらしい女の子の踊り、両方を踊りこなす悠靖くん、芸歴は浅いのですが、スターのオーラがあります。将来の松風流の早乙女太一くんになってくれるとうれしいな!
 兄弟3人それぞれの習い事や塾などが重なる為、なかなか思う様にお稽古に通えない甥っ子の晴くん、
お稽古回数は少なかったですが、おさすが!しっかり踊ってくれました。
 お稽古熱心な甥っ子の泰くん、この二曲以外にもう一曲、難易度の高い古典の「雨の五郎」にもチャレンジしました。
 
 これだけ粒揃いの男の子の踊りは、なかなか他では見られないと思います。
舞台ではそれぞれの個性がきらりと光る素敵な舞姿でした。
 

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