新春の行事にふさわしい日本舞踊・歌舞伎で有名な「連獅子」で幕開けでございます。

 

 

 

 

【連獅子】

右(白)親獅子 松風流家元 松風右近先生

左(赤)子獅子 松風流家元二代目 松風秀紀先生

 

1月14日(日曜日)「松本あめ市」で松本市日本舞踊松風流子供教室、松風社中が踊らせていただきました。

 

 





 こちらの特大袴は大変重くて、女性が持つのが厳しい程の重さなのです。
重いお衣装を身に着けて、激しく踊り、毛を振り、軽やかに魅せる舞を踊るのは、たくさんのお稽古を積んで来られたお方しか到底辿り着けないランクの高い舞でございます。
さすがは親子でいらして、息ぴったり、素晴らしい毛ぶりで!
大変見応えがあり圧巻の舞姿でございました!


 今回は、秀紀先生が5曲後(約20分後)にもう1曲踊られるプログラムでしたので、
舞台化粧は白塗りのみで、隈取(くまどり)(遠くのお客様まで見える様に筋肉や血管など表情を誇張して描いた有名な独特の化粧方法)はなさいませんでした。(右近先生は貫禄の隈取りでございます)


 お子方は初めて見るちょっと怖い隈取や白塗り化粧に興味津々で。。。





 白塗りチームの楽屋を釘づけでぞきこんでいました。
無邪気な後ろ姿がなんともかわいらしいです。





【さくら】
幼稚園生チーム

 お稽古を始めたばかりの頃には踊りながらあくびをしていた小さなお嬢様でした。

 

踊りの振りを覚えるだけでも難しいのですが、フォーメーションを組んで難易度の高い踊りにチャレンジしました。

大人でもなかなか出来ない正座、お辞儀、ご挨拶、今ではしっかり出来ます!
幼稚園最後の想い出になったのではないかと思います。





【さくら】 大希くん

 今回、幼稚園の男の子は刀を使った雄々しい舞ではなく、雅やかなさくらの舞でしたので、
「お衣装でかっこよくしてあげたい」 と翠枝先生のお心遣いで、着流しではなく、裃(かみしも)と袴もお着付けして下さいました。
翠枝先生がこちらの裃(かみしも)をお手製で縫って下さいました。
かみしもとはお着物の上に羽織っている上着で、江戸時代には最礼服とされていたそうでございます。
時代劇で良く見かけますよね!
胸の御紋だけ、秀紀先生とミユキが作らせていただきました。
良くご覧いただくと 「松風」 の御紋なのです。

 

 

 

 

【さくら】 佐藤夏凪ちゃん

 

 幼稚園チームのセンターを御姉さんの小学校5年生の夏凪ちゃんが務めてくれました。

お首の使い方も上手で、お膝もしっかり曲げて。。。

舞台化粧はしませんでしたが、薄く引いた朱の紅が初々しい色気があります。

お稽古熱心で着実にご上達されていらしてこれからの成長がますます楽しみな御姉さんです。

少し不安なところも、幼稚園生はちらっと夏凪ちゃんをカンニングしながら、かわいらしく華やかな舞でございました。

 

 

 今回はたくさんお写真がございますのでその中の数枚ではございますが、回を分けて、あめ市の舞台の様子をご紹介して参りたいと存じます。