GAの良い所と簡単ではない所 | 松風 ギャンブル依存症からの脱却。

松風 ギャンブル依存症からの脱却。

ギャンブル依存症を通し、自分を見つめ直し日々考え人として成長していく為のブログ




時が経つのは早いもので

どうしてもギャンブルが止まらなくなり

自分ではどうする事も出来なくて

初めて病院に駆け込んでから

8ヶ月が経とうとしています


何ヶ所かの自助グループに参加してみたものの

自分にはとても合う場所だとは思えなかった

今のホームを見つけるまでは…



そもそもGAなんて…

ギャンブルをやめられない人達が

集まってただ励まし合う集団だと思っていたし

そんな事に何の効果があるんだ?と

毛嫌いもしていた。


最初はみんなが口を揃えて言う

「俺はこいつらとは違う」

なんと大物気取りなのでしょうか?


私もそんな気持ちから

自分はギャンブル依存症などではない!

根性で自分の力で治してみせる!

そんな気持ちから2年間も病院やGAを

頑なに拒否していたのです



この話しに触れる前に一つだけ…

前回までいろいろ自分の過去に付いて

書かせていただきましたが

通り過ぎた今だから確実に言える事があります。



過去に起きた様々な出来事や

節目節目に出会った人達は

決して偶然ではなかったということです



私が生きて来た中でギャンブル依存症も

偶然なったわけではないのです

この壁はどうしても乗り越えなければならない

むしろ自分はこれを乗り越える為に生まれたのかもしれない言ってみれば宿命だと

思っています



そしてそこに携わって同じように苦しむ人たちに自分の経験を伝えて行く事でしか

自分が回復を続ける道はないと信じています



本題に入ります

まず何故ギャンブルをやめる事ができたのか

順を追って考えてみました



最初は病院とGAに繋がった時

どんなやめ方を提案されるのか?

身構える気持ちで行った事を思い出します

何をどうやっても止まらない

生き地獄でした



それなのに病院の主治医も私の尊敬する

先輩もただ笑って「衝動はとまりましたか?」

「そんなに簡単にやめれたら苦労しないですよ」

そんな感じだったのです。


目から鱗でした


やめなくていいの???

これでかなり救われました


必死でやめたい‼️

そう思ってもやめられない自分を

許せなくなっていたからです



自助グループに参加した初めの頃は

「今日も全然やめられませんでした」

そう正直に話せたのです

スリップした事を堂々と話しました



これがGAの素晴らしい所です

言ってみたら赤の他人です

名前も知らない何の損得勘定もない相手だから

隠さずに自分の心を開けるのです



そもそも人間は誰だって

都合の良い嘘を付くものなのに

大事な人にほど本心を隠してしまうのです

そして、そういう相手に嘘を付いてしまうと

自分自身も傷ついてしまいます

そうすると、またギャンブルに逃げてしまうという悪循環が生まれます



人前でありのままの等身大の自分を

曝け出す事はとても有効的だと思います



そして簡単ではない理由…

前にも何回か書いていますが

GAに繋がっただけではギャンブルを止め続ける事はできません

あくまでもスタート地点に立てたに

過ぎないのです



スリップをして脱落してしまう人の方が

多いのです

単純にスリップしてしまう人も居れば

人間関係の問題もあるかと思います



それは何処の世界でも同じ事なので

GA云々は関係ないとは思いますが…



例えばの例ですが

私が通うGAは毎回20人以上の人が集まります



初めて来る人も居れば

2回目、3回目の人もいます

初めての人にはアノニマスネームといって

呼んで欲しい名前をチェアマン(司会者)の人が

聞きに行きます



これが何回も来ている人なのに

「お名前なんでしたっけ?」と聞かれたら?

誰だって名前も覚えてもらえないところに

嫌な思いをして参加する気にならなくなってしまうでしょう…

お客さんのように終わってしまうパターンです

やはり自分はここに居ていいんだ!という

安心感が必要なのです




そういう意味でも全てが上手く流れに乗れない人もいるのが実情だと思います

私は運良く毎週のテーマを考えさせて頂けるようになりました

これは人との繋がりによるもので感謝しています



GAに繋がり

尚且つ尊敬出来る仲間が居て

それプラス自分で自分を見つめ直せれば

必ずギャンブルは止まります



難しいですね〜

それだけスリップもせずにやめ続けることの

難しさを痛感させられます



GAという場所の説明と感じた事を

書かせていただきました





今日も読んで下さりありがとうございました。