午前10時30分。
たいして腹は減っていない。何故なら病院に行く前に食事を済ませようと吉野家でお腹いっぱい朝ごはんを食べた。
世の中はうまくいかないものなのだ。
以前の俺なら、こういう時なんのストレスも感じずにパチンコ屋に直行していただろう。
パチンコ店から出て来る頃にストレスを連れて帰るのだが。
とりあえず今マックで2度目の朝食をとっている。
とにかく、俺は時間と金の使い方を知らない。
今までもこういうことはあった。
こういう失敗をなくすには、常に前もって行動するとか、計画的に緻密に綿密に行動する必要がある。行き当たりばったりの俺にはこれもいい経験なのかもしれない。
これからの人生、スリップしたくなる時は思い通りに行かなかったり、思わぬストレスを抱えたりする時なのだろう。そんな事は山ほどある。
その一瞬一瞬を自分の意思で判断していかなければならない。ただ、ギャンブル一択だった俺の脳が他に選択肢もあると知れたことは大きな収穫だ。
今日一日を有意義に感じるかは俺の気持ち1つということになる。
「無」だった俺がタバコをやめてみようかなぁと思ったことは進歩じゃないか!
結果ズコッとなったけど、その後にパチンコで暇つぶししなかったことも、これからの自分に自信が付く。
失敗を糧にするという事はそういう事。ですよね?
正直今の俺は、絶対にギャンブルはしないという気持ちと、脳の中ではモヤモヤした気持ちが入り混じっている。
強い依存がまだしつこく付き纏っている。
戦っている感覚。
以前までは、ギャンブルをやりたくないと思っていても、気付かぬうちに相手の攻撃も見えぬまま失神KOされていた事を思えば、それもまた進歩。
パチンコだったり、競馬だったり、何かに没頭している時、時間はあっという間に過ぎる。
気付くと平気で数時間経っていた。
孤独だった俺は、むしろそれは有り難かったのかもしれない。
時間というのはあっという間に過ぎる。
今こうして、自分と向き合いブログを書いてる時間も、パチンコで何も考えていない時間も過ぎていく時間は同じ速さだ。
ならば、より良い自分になれる事を想像しながら生きて行く時間は多い方が良い。
4時間長いなぁ〜と想像したさっきの自分。
あっという間にもう2時間ほど経過してる。
4時間なんて、どうしたらいい?と果てしない時間のように妄想が先に立ってしまう。
ギャンブルもそうだった。やめたい、やめたいと思いながら遠い未来を想像する。
やっぱり果てしない妄想だった。
やめられる訳がないと。
ただ今を生きる。これまで、そんな言葉を聞いても、そんな事言ったってさーみたいな?
綺麗事じゃん?みたいな。どこかピンと来なかった。
人生とは長いようで短い。
だけど短いようで、やり直すぐらいの猶予は与えてくれてるのかもしれない。
街はようやく秋の気配。散歩しながら自助グループ行くまでの時間を楽しもう。
ゆっくり、景色でもみながら。