モンキー日記⑥

こんばんは

大阪市 東成区のバイクショップ

マツカタモータースの店長です

モンキー日記　記事一覧

https://ameblo.jp/matsukata-motors/theme-10106867777.html   

ＫＩＴＡＣＯ製のライトボアアップＫＩＴを組み込んだ

３０周年アニバーサリー　モンキー（Ｚ５０Ｊ）

前後スプロケットも変更してロングに振ってます

ノーマルキャブレターのままなのですが、調子がイマイチ

そりゃ、排気量が７５㏄になったのですからキャブレターのセッティングは必要ですよね

ちょちょいと弄って、アイドリングが安定するようになりました

かぶることなく長時間のアイドリング運転が可能になったので

とりあえず無負荷での慣らし運転（アイドリング放置）

そして、走行しながらセッティングを煮詰めていきたいのでナンバープレートを取得

ちゃんと７５㏄で申請登録しております

ブログ記事を読まれて依頼されても困るので書いておきますが

当店では基本的にキャブレターセッティングの作業依頼はお受けしてません

ボアアップの記事は何度か書いてるので

一見様からよくある質問が『ボアアップしてセッティングまでして幾らですか？』

当店で５０㏄の４ストミニはあまり販売実績がありませんので

その手のご相談は、ほぼご新規様となります

ご新規様とは実績がなくて信頼感関係がまだ築けてないので

事前に十分に説明したつもりでもトラブルに発展することがあります
※中にはクレマーとしか思えない方もいらっしゃいました

そもそも、キャブレターセッティング作業は先に幾らって出すことが無理です

走行して調子を確認しながら、

ジェット等のパーツを何度も交換して調子の良い状態に近づけるのがセッティングです

先に何度キャブレターを分解するのか予想が出来ないので

お見積りをお出しするなら○○○円～　となってしまいます

でも、作業をお断りしている大きな理由の一つがリスクです

走行確認のキャブセッティングはある程度の妥協点しか出せません

お金という対価を支払ってセッティングを依頼してるので

お客様は『年中、安全快適に焼き付くことなく走行できるように』がお望みですよね

もちろん、そのお気持ちはすごく判りますし理解もできます

でも、それが無理なんです

キッチリと完調にキャブレターのセッティングとなると

シャーシダイナモに乗せて空燃比計をセットし

後軸出力と空燃比を数値でチェックしながらセットを探っていく

※ボアアップ、キャブレター交換等のカスタム車両は

　季節（気温・湿度）によってセッティングが異なることが多いです

妥協点である以上、焼き付き等のリスクがそれなりにあります

セッティングをしてもらったのに焼き付いた！！どういうことなんだ！！！

文句の一つも言いたくなる気持ちもよくわかります

ボアアップＫＩＴのカスタムパーツも

日本の企業製品はある程度信頼できますが

それでも純正部品のメーカークオリティには及びません

実際に組み込んですぐに抱き着き、焼き付き等のトラブルも耳にしたことがあります

※組み付け不良の可能性も否定はできませんが・・・

キャブレターセッティングを専門に請け負ってる業者もございます

参考にシングルエンジンで３０，０００円～　となります

※さすがにノーマルキャブは受けてくれないと思いますが(笑)

キャブレターのセッティングについて、

全くノウハウがないわけではありませんしある程度は自信もあります

お客様と相談しながら、アドバイス等はもちろんさせて頂いております

例えば、

○○番と○○番を試して調子のいい方で

それに合わせて微調整してください　

今の状態より調子を良くしてください

こういうご依頼なら大丈夫です

判りやすくまとめると

当店では責任を負うことができないので、

最終のセッティング選択はお客様の自己責任でお願いします　

ってことになりますね

個人的にキャブレターのセッティング自体は好きなので

気心がしれた常連の方や仲間達とワイワイガヤガヤと

あーでもない、こーでもないって悩む時間は楽しいと思ってます

では、また次回

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