ちゅーことで、
チヒロサトさんのFacebookより転載させていただきます。
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【どんぐりコーヒーと白樺の枯れ葉のお茶】
暴風雨の日々が昼夜続いて、5日目にようやく晴れた。私が住んでいるオーストリア北部が最も被害が大きかったのだそうで、浸水した家もけっこうあったらしい。こんなに暴風雨が続くことなど、これまでになかったことだった。
しかし、暴風雨の中でも、植物は生き生きして、花さえ咲いている。地面がしっとりと潤って、緑は輝きを増している。
ものすごい風が吹き荒れて、木の実がずいぶん落ちていた。生け垣のところにヘーゼルナッツの木が自生してきていたのが、今年はたくさん実をつけた。ヘーゼルナッツは、このあたりでは、植えなくても勝手に生えてくる。
どんぐりがなるセイヨウナラの木も、このあたりでは勝手にどんどん生えてくるので、うちの庭にも何本か大きくなってきていた。そのうちの一本に、今年はたくさん実がついた。それが暴風雨でバラバラ落ちていたので、拾い集めてきて、初めて庭のどんぐりでのどんぐりコーヒーを作ることにした。
木がまだ小さいからか、実はかなり小粒だ。枯れ葉の間に落ちている実を集めてきて、殻を剥く。殻は柔らかくて、クルミ割りで簡単に剥けた。これを包丁で刻んで、薪ストーブの上でフライパンで香ばしい匂いがしてくるまで煎る。これをミルで挽いたのを、トルココーヒーみたいに小鍋で煮出す。
コーヒー豆のコーヒーみたいに目が覚める感じじゃないんだけど、どんぐりコーヒーには、不思議なパワフルさがあって、それが生き生きとした感覚にさせてくれる。どんぐりの木は、枝がとても硬くて、大地にしっかりと根を下ろして、たくましく伸びていく力がある。
どんぐりコーヒーを飲んでいると、まさにそうした力を感じるのだ。その味が、秋のどんぐりコーヒーの楽しみだ。
この暴風雨で、黄色くなった白樺の枯れ葉もずいぶん落ちていたので、それを何枚か拾ってきて、今年初めての枯れ葉茶を淹れた。白樺は若い葉っぱもおいしいお茶になるけれど、秋になって黄色くなった葉っぱは、そのまま煮出しただけで香りのいいお茶になる。枝の上で太陽を浴びて自然に乾燥して熟したお茶の味なのだ。
枯れ葉が落ち始める季節は、私にとっては、枯れ葉のお茶の季節だ。ヘーゼルナッツの枯れ葉やどんぐりの木の葉っぱ、ブナの葉っぱ、ブラックベリーの葉っぱなど、それぞれに味わいが違うお茶が楽しめる季節だ。
はい、今月から〇〇批判したりコ〇〇〇〇〇〇がクソヤバい件をポストしたら、片っ端から闇バイトノートの人たちに通報されますよ。
— まりなちゃん (@t2PrW6hArJWQR5S) May 31, 2024
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表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓
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