【グローバル支配が崩れ始めた】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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今日は朝から会社でパタパタ。

何かが大きく変わる時のパンパンで膿出しみたいな氣がするよ。

最後までみないまま、きっと私は引退すると思うけど、この世界の交代劇は見届けたいな。


ちゅーことで

チヒロサトさんのFacebookより転載させていただきます。

いつもありがとうございます。

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 【グローバル支配が崩れ始めた】


7月8日から、マヤ暦の新しい260日のツォルキンが始まったのだけれど、その初日が、ハンガリー首相オルバンの北京到着のニュースで始まったのは、この世界もあるいは変わるときが来たのかという大きな希望を感じさせた。


ハンガリーは、EUの中でほとんど唯一、ウクライナ支援やロシアへの経済制裁に抵抗していた国で、そのためにEUからずいぶん非難されて、経済制裁をかけられそうになったりもしていた。EUはもともと加盟国が対等に民主的なシステムで連合する機関だったはずなのだけれど、実はかなり独裁的なシステムだったことが、これでよくわかった。加盟国は委員会の指示に一方的に従わされるだけなのが実情だったのだ。ヨーロッパは言わば騙されたようなもので、経済ネットワークをエサに丸ごとグローバリストに乗っ取られてしまったようなものだった。


ハンガリーのオルバン政権は、そのEU独裁制にほとんど一人で抵抗し続けていた。それが6月のEU議会選挙で、反グローバリズム派が議席を大幅に増やしてから、状況が変わってきたのだ。オルバンは、さっそくスロヴァキアとオーストリアの反グローバリズム派の党と連合を結んだ。フランスのル・ペンの党とも協力関係を結ぼうとしている。オルバンは、もはやEUの中で一人というわけではなくなった。


折しも、7月1日からハンガリーが、持ち回り制でEU理事会の議長国に当たっていて、オルバンが理事会議長になった。すると彼は、翌日から和平のためにあちこちの国を訪問して、和平外交を始めたのだ。


2日目にはもう、オルバンがキエフに来ているという情報がSNSに流れた。まさかと思っていたら、本当にゼレンスキーと会見して、停戦を提案していた。2022年にウクライナの戦争が始まってから、EUからは軍事支援の約束をする政治家しか、キエフに来ていなかったのにだ。オルバンは、ウクライナに停戦の話をしに来た初めてのEUの政治家だった。


ゼレンスキーがオルバンの提案を拒否したのは、予想されていたことだったけれど、しかしこの会見は、EUは本来は和平のための外交を行うべきなのだということを、世界中に示して見せた。この行動には、世界中の多くの人々が、ついにこんな政治家が現れてくれたと、喝采していたはずだ。


そしてその数日後には、オルバンはまた予告なしに今度はモスクワに到着して、プーチン大統領と会見した。ここでもやはり、彼は停戦を提案した。このことにEU委員会は腹を立てて、EUの許可なく行動したといって批判した。このことは、EU委員会の独裁的な性質を世界に暴露してしまったようなところがある。委員会は、加盟国が指示に一方的に従うべきだと思っているわけなのだ。


これに対してハンガリーは、「和平のために行動することに、EUの許可など必要ない」と返答した。ドイツ外相は、このことで緊急に話し合う必要があると言って、ブタペストを訪問しようとしたけれど、ハンガリーは断った。理事会議長国に向かって、どう行動すべきかを指示しに来るというわけなのだ。これを堂々と断ったことに、また世界中の人々が喝采した。


月曜にはまた驚きの訪問がある、とハンガリー政府は予告していたのだけれど、すると日曜の夜になって、ハンガリーの政府専用機が北京に向かっているという情報が流れてきた。すると本当にオルバンは北京に到着し、習近平と会って、ウクライナの停戦案について話し合った。


理事会議長に何の権限があるわけでもないから、それでどうなるというものでもないのだけれど、オルバンはこうした行動をすることで、何かが変わるはずだという確信で動いているのはわかる。そして実際、この行動がものすごい希望の力を世界に与えていることも確かだ。彼がキエフとモスクワに行ったあとで、北京に到着したとき、世界中がそれを見ていた。そして、何の当てもないけれど、これは世界を動かすだろうという感覚を持った。この行動は歴史に残るだろうと。


たった一人でも、彼は「ヨーロッパは平和を望んでいる」ということを示してみせている。そして実際、ヨーロッパの多くの人々は、平和を望んでいるのだ。すさまじい情報操作と言論弾圧にあきらめモードになっていた人たちも、このことに少なからぬ希望の感覚を感じたはずだ。EUの政治家なら、本当はこのように両サイドの国を訪れて、話し合うべきなのだ。これが本来の姿であるはずなのだと。


反グローバリズムの人たちは、EUもNATOも脱退するべきだと考えているけれど、オルバンはそうではなく、EUも拡大するべきだと考えている。彼がプーチンを訪問したことに対する批判の一つに、NATOに加盟しているのに、ロシアと友好的なのはおかしい、というのがあったのだけれど、彼はそれに対して、NATOは平和のための機関だと考えている、と答えた。


実際、安全保障のための同盟ならば、ある国を初めから敵対視する必要などないはずなのだ。NATOは軍事ブロックとして、戦争を推進する機関になってしまっているのだけれど、オルバンはそういうものであるべきではないと考える。つまり彼は、EUやNATOから出ようとするのではなくて、民主的で平和的な機関にしようと考えているのだ。本来、そうしたものだということでできた機関なのだから、その元の形に戻すべきだと。


EUやNATOがブロックではなく、民主的で対等なネットワークとして機能すれば、BRICSや上海協力機構とも変わりがないものになる。これまた途方もないような話なのだけれど、オルバンが次々と大国を訪問していくのを見ていると、そうしたこともまたあり得るのかもしれないと思えてくるから不思議だ。


国連だって、この一年ほどでずいぶん変わった。国連決議も、それまではほとんどの国がG7諸国に追従していたのに、今ではそういう国は少数派になった。それならば、加盟国が主権を持てるようになりさえすれば、EUやNATOも様変わりするのかもしれない。


習近平と会談したあと、ハンガリーの政府専用機は、北京からワシントンに向かって飛び立ったらしいという情報が流れてきていた。それもあり得る話だ。ちょうど火曜日から、ワシントンでNATOサミットが開催されるというのだ。そこにオルバンが訪れるとしたら、それだけで実にパワフルな平和のデモンストレーションだと言える。このことは、何がどうしてどうなる、というような三次元的な理屈を超えて、結局のところ世界は意識によって変わるのだというあのことを思い出させてくれるようだ。


ところで、ちょうどフランスでもイギリスでも議会選挙があって、両方とも政権が入れ替わった。フランスは反グローバリズムのル・ペンが政権を取るのではないかと期待されていただけに、ル・ペンではなく左派が政権を取ることになったので、がっかりした人も多かったのだけれど、しかし新たに政権を取ることになったメランションは、ウクライナ政権にもNATOにも批判的だということなのだ。それならば、これまでのマクロン政権の戦争推進の方向からは転換する可能性がある。


イギリスも労働党に政権が移ったものの、今の党首はグローバリストだということなので、どうせまた同じコインの裏表かと思ったのだけれど、しかし新たに首相になるスターマーは、ネタニヤフに逮捕状を出した国際刑事裁判所に対する訴えを取り下げると言っているそうだ。左派として、ともかくもパレスチナ独立を支持しているということなのだ。


イギリスもフランスも、これまでの政権がグローバリストの傀儡のような政権で、その間に経済はボロボロになり、街はスラム化している状態だ。イギリスもフランスも、ウクライナは遠い国で、人々はそれほど大きな関心があるわけでもない。それなのに、この2年間何もかも犠牲にして支援させられている状況なのだ。それで、選挙操作を使っても、もう同じ政権が再選されるように持っていくことはできなかったのかもしれない。いずれにしても、反グローバリズム勢力に政権を取らせないことには成功しても、グローバリストの傀儡政権にはできなかったようだ。このことは、いよいよグローバル支配も終わるときが来ているのかと感じさせる。


あまりに腐敗したあまりに独裁的な支配システムは、どのみち長続きするものではないのだろう。どうにも変わりようがないように見えていても、あるいはもう、ボロボロと崩れ始めているのかもしれない。結局のところ、こうした支配は、人々が従っているかぎり、続いていくのだ。枠からはみ出したら罰されるんじゃないかと恐れているから誰も出ていこうとしないけれど、一人が出て行って大丈夫だとなれば、出ていく人たちが加速度的に増えていく。


グローバリストの傀儡政治家にあきあきしているところへ、非難されても平気で、堂々とモスクワや北京に出かけていくオルバンの姿は、こんな風に枠から出ていってもいいのだと、世界中に見せているようでもある。そんな風に始まったツォルキンは、きっと世界が風通しがよくなって、大きく変わっていく260日になるのに違いない。




 

  

 

 

 

 

  

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