動物の考えや行動は人間には及ばない | キセキを紡ぐ Rut of hope

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光の粒を食べて生きていけたら素晴らしい

体力バカで猪突猛進中

 

 

 

 

 

Nao Marina TakadaさんのFacebookより転載させていただきます。

 

動物大好きな友人からこの記事が送られてきた。

感動!

 

みんなにもぜひ読んでほしいので文章を起こしました。

 

『動物の考えや行動は人間には及ばない。

彼らは生きているだけでこの地球にこの宇宙に貢献している。

彼らの深い叡智には本当にいつも感動する。

それはクジラたちにも言えます。

だからこそ彼らを大切にしたい。

人間はただただそれを思いだすだけですね。』

そう思いました。

 

★★★

 

自然保護と人間

象たちの壮絶な死から、森が蘇る

映画監督 龍村仁

 

ケニアで干ばつが続き、

200頭ぐらいの象が、はるか40キロくらいの場所から、

まだ少し水や森が残っている地域へと移動したことがある。

 

象は、普段は家庭単位で動きますが、

干ばつなど生きるものが困難な状態になると群れを作ると言われます。

 

年寄りの象は、たくさんの自然の変化の中で生き抜いてきたので

生きる知恵をたくさん持っています。

だから、より高齢の象のところに集まろうと象は群れをつくるのです。

 

この事態を知った時、

自然保護のグループの意見が対立しました。

 

一つは、

『2000頭の象がやってきたら、森は一週間ほどで食いつぶされ、滅んでしまう。

その前に象の数を減らして森を守ろう』という意見

 

もう一つは『全体の自然を守ることは大事だけれど、だからと言って人間が象を殺してはならない』

という意見です。

 

三つ目は長年、

密猟で親を殺された象の孤児を育て野性に戻す活動をしているダフニーさんの意見です。

 

★★★

 

ダフニーさんは 目の前で親を殺された象は大きな心の傷を負うと説明し、

『孤児の象を育てる時に一番大変なのは、子象が親を殺された哀しみと心の傷から立ち直り、

生きる気力を持たせるようにすること』と言いました。

 

目の前でもしお母さん象が殺されたら、それがいくら自然保護のためだとしても、

残された子象は大きな心の傷を背負ったまま成長します。

 

それがその後どれほどの影響を及ぼすのかについて

彼女は心配していたのです。

 

彼女にとって象社会は人間社会そのものです。

あるいは、人間よりもっと複雑で、デリケートと感じているのかもしれません。

象は人間ほど自然に影響を及ぼすわけはないのに、

象の心にそれほど大きな傷を負わせることは間違いだとダフニーさんは

激しく反対したのです。

 

結局、間引きが行われないまま2000頭の象は森へと入り、植物の草や根、木の葉、果実を食べ始めました。

『やがて森は食いつくされ、消滅する』とみんなが思いました。

 

ところが森に入った数日後、リーダーの一番年寄りの象が食べるのを突然止め、森を出ていきました。

他の象たちも、その後に続いて森から出ていきました。

 

象が生きるためにはたくさんの食料が必要です。

森から離れたことで、食料は充分食べられなくなった象たちはやがて死を

迎えていきました。

 

まず死んだのが一番年寄りの象でした。

次に弱っているお年寄りの象やあかちゃん象が死に、その一帯に象の死体の山ができました。

若い象だけが生き残りました。

 

★★★

 

干ばつは2年ほど続きました。

 

でも次の年、ケニアにもすごく量の雨が降りました。すると、あの大量の象の死体がある場所からたくさんの木の芽が一斉に

芽吹きはじめました。

 

もうおわかりでしょう。

 

象たちのお腹の中には、たくさんの森の植物の種が入っていたのです。象はそれを抱えて別の場所へと運び、

そこで死を迎えたのです。

 

大量の象の死体は土に還り、肥えた土となりました。そこから新しい命が芽を出し、木々となり、また新しい森をつくっていくのです。

 

私達は人間の知識は、幼稚で浅はかなものなのかもしれません。

実は象などの生き物たちの方が、人間より深い知恵を持っているんじゃないか。

私はそんな気がしてならない。

 

(1995年 7月 3日 号より 転載して過去を未来へ)

 

 

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