キセキを紡ぐ Rut of hope

キセキを紡ぐ Rut of hope

毎日が創作生活
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光の粒を食べて生きていけたら素晴らしい

体力バカで猪突猛進中

【新じゃがの季節】

このあたりは気候が寒冷なので、ジャガイモが芽を出すのは5月になってからのことで、7月も半ばを過ぎてから、ようやく新ジャガの収穫になる。

ジャガイモの葉っぱが枯れているのがあるので、その根元を掘っていくと、小さいのや大きいの、形も大きさもバラバラなのが、いくつかゴロゴロと出てくる。そういうのを、その日食べる分だけ掘っている。

掘り立ての新ジャガは、シンプルに茹でたりオイル焼きにしただけで、香りも甘みもあって、まるで栗みたいな味がする。

この頃よく作っているジャガイモ料理は、丸ごと茹でたジャガイモ


を、ニンニクと玉ねぎ、干したポルチーニ茸とノゲシやシロザの茹でたのと一緒に炒め合わせて、卵でとじるというもので、これが実においしい。要するに、その辺に生えているものを集めてきて創作したような料理で、田舎暮らしを始めてからは、いつもそんなのばかり食べている。


ノゲシはちょっとゴボウみたいな味がして、いい味を出してくれるし、シロザは野生のほうれん草みたいな濃厚な葉緑素の味だ。それに、土筆を干したやつとか、キノコや野草で作ったハーブソルトを入れて、味を調える。

保存してあった去年のジャガイモで作ってもおいしいんだけど、掘り立ての新ジャガで作ると、何といってもジャガイモの味がはっきり違う。このジャガイモの味があってこそのシンプルな料理だ。こんなジャガイモは、自分の庭でワイルドに育てたのでなければ、決して味わえない。


ここ2年くらい、何故だかジャガイモの味が落ちていて、この栗みたいな甘さが消えていた。土が肥えすぎて大きくなりすぎたからかと思って、肥料を控えめにしてみたり、また増やしてみたりしていたけれど、何が悪かったのかは結局わからない。

だけど今年になったら、何がよかったのかわからないけれど、また栗の味がするジャガイモができたのだ。

それでこの頃は、ジャガイモを掘り出しては食べるのが、何よりの楽しみだ。こういう自然のおいしいものを食べていると、料理なんかは本当にシンプルでいいと思う。自然の味に勝るものはない。田舎で何もないような生活が、実は最高の豊かさだ。これは、両方を経験してみないと、なかなかわかるものではないと思う。




 

 

  

 

 

 

 

  

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表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

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