毎日♪ゲ~ラゲラポ!と歌い踊っている息子が久々にピアノチャレンジ。
絶対失敗させず成功体験を…が私のポリシーなので慎重に計画.


〈息子の特性とそれに対する配慮・支援〉

☆聴覚過敏が重度
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 電子ピアノで音量最小にする

☆見て学ぶことが得意でYouTubeでゲーム実況プレイ動画を見て、そのゲームの攻略法を覚えている
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 私が弾き方を動画撮影しそれを見てから本人の練習を始める。目の前で弾くことも効果があるが、本人のコンディションによって注目が難しいこともあるので万全策で一番注目しやすいスマホ動画にする。

☆情報が多いと混乱する
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 メロディーは十分に分かっているので楽譜となる手順書は作らず、ドレミ…音名を覚えることも今回目標にはせず、本人が分かっている「ゲ」「ラ」「ポ」をシールに書いて鍵盤に貼る。

☆片手で2音は弾けるが3音は以前難しかった。両手で交互に弾くのが得意。右手と左手の区別が曖昧。
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 右手で「ゲラ」左手で「ポ」を弾くことにする。英語で色を言うことがマイブームなので「ゲ」「ラ」は「レッド」「ポ」は「ブルー」鍵盤に貼るシールに色付け、動画内で指の位置をゆっくり短く説明。

…ここで父の登場。

私が弾くところを本人が注目しやすいアングル(かなり近め)で撮影して貰う。
「ドレミ」(黒鍵2つ、白鍵3つのまとまり)を覚える時に繋がれば…と♯レミ♯レミドにしたが、撮影してみたら右手の動きが分かりにくい。
父から指を伸ばして弾いたら?と言われたけどピアノ練習するのにそれはな…と思い、「ドレミ」のことは置いておき、ミファミファ♭レに変更。

〈結果〉
☆撮影した動画を喜んで見たが最後まで見なかった。
(フレーズを聴かず、鍵盤と指使いだけ見ていた様子)

☆その通り直ぐ弾き、右手だけで3音、左手だけで3音自分で色々な弾き方を試していた。

☆本人の演奏も撮影したら(以前はカメラがあると集中出来なかったが今回は大丈夫だった)やはり色々な指使いをし、フレーズを変奏して楽しんでいた。
自分で「おわり」と言って蓋を閉めかけてた時に私の誉め言葉に反応し(誉め言葉が理解しにくい子なので、もう1回とか、もっと…と言われたと思ったのかも知れない。又は私が知らないところで「上手」・・・に繋がるパターン行動か?)ゲラゲラゲラゲラ…右手でかなりきれいなトリルを弾いた(教えたことは無い、リトミックで私が弾いているのを見て聴いたことはある)

〈感想と今後の課題〉
長い間ピアノを弾いていなかったけれど成長と共に出来ることが増えていた。トリルが弾ける等、指先がかなり器用だと分かった。
本人が好きなメロディーで弾きやすい物を探し、色々な音型を弾き成功体験を積む。
動画を全部見ていなかったので写真で理解出来るか次回評価する。

ピアノのレッスンにもPLAN →Do →SEE♪

自閉症の人、一人一人見え方や感じ方、情報処理の仕方が違うので、あくまで息子に合う支援ですが。

ピアノの鍵盤も



…見たままの写真で分かりやすい人もいれば、立体感に圧倒されて平面の方が分かりやすい人もいる