な、な、なんたることでしょう



超お金持ちのご婦人も



人間国宝


徳田八十吉様の作品に



一目惚れなさったのでした






そこで…



ギャラリーのオーナー様と


商談をなさっていたのですよ




お2人共に


松が壺ちゃんに


恋に落ちていることはご存知ありませんでした





商談は成立



な、な、なんと


超お金持ちのご婦人は


壺ちゃんを抱えて、、、



お持ち帰りになったのですよ




ただしです




同じ人間国宝の作品でも


ちびっ子壺


お気に召されたのでした






反対に


松はこんなちびっ子の壺には


目もいきませんでした





だから、その存在にも


気がつきませんでした




それくらい眼中にはなかった


ちびっ子壺

それをふたつも

抱えて


超お金持ちご婦人は…

帰えられたのでした






みなさーーーん


このお話


不思議じゃありませんか





この超金持ち

ご婦人が

美的センスが無いのか




もしくは、


龍神様が



ちびっ子壺に目がいくように

仕向けられたか



どちらかですよ



たぶん、後者ですよ



龍神様が

松の幸せの為に

恋に落ちた

壺ちゃんを

お守りくださったのですよ




そんなこんなで


松の、


ところに転がってきてくれた


人間国宝

徳田八十吉様

3代目





この子は


首からは下げられませんが…



松のところにやってきました



うれしいザンス