こちらニューヨークは


さすが文化のレベルが


非常に高い街です




特に、


コンテンポラリー・アートや


モダン・アートについては


興味が深いです




息子の父


つまり松の1回目の夫は


モダン・アートのコレクターでした





コレクターの域を出て


原宿に、


パーソンズ・ミュージアム


現代アートの美術館まで


作った人でした




その趣旨は


日本の若者に


本物の現代アートを見せたいと


その願いが美術館に託されました




その彼が松の夫でしたから…



家のなかや別荘は


まさに美術館レベルの


モダンアートに囲まれて


私は暮らしていました




彼は自分自身が


絵描きになりたくて


フランスに住んでいた人でした




しかし、絵描きを断念をして


ビビットな色彩を使った


DCブランド・パーソンズを


設立したわけでした




奇抜な色彩は若者達に支えられて


爆発的な勢いで…


パーソンズは急成長を遂げました




潤沢な資金を投じて


夫は現代アートの


唯一無垢のコレクターになり


画家達の


スポンサーでもありました




そのみなさんが


我家にお越しなり


連日、アート談義は


繰り広げられました




日本だけではなく


才能を見込んだアメリカ人の方々も


支援をしていたので


国際食豊かな環境のなかに


私は身を置いていました





夫からは毎日のように


モダンアートの特別講義を


受けていたような生活でしたからね




その経験がマンハッタンで暮らす


今の私を支えてくれています





夫の口癖は、


日本は欧米諸国に比べて


文化レベルが


30年から40年は遅れていると


話していました




当時は、その彼のメッセージに


ピンときませんでしたが…




いま、自分が


ニューヨークに住んでみると…


彼のメッセージを


痛いほどに感じます




また、昨今の日本の衰退で


その差は


どんどん開いているようにさえ感じます



生活でいっぱいで


アートに興味を抱く生活から


どんどん遠ざかっていますからね



しかしながら


ニューヨーク・マンハッタンに


住んでいると


ハイレベルな方々と


お付き合いをするには



現代アートは


不可欠な話題です



アンディーウォーホールから


彼のアトリエに誘われるくらい


夫はアンディウォーホールとも


親しい関係でした




それらの経験が、


今の私を助けてくれています



そんななか、土曜日は


Cornelia Thomsenさんの


作品に触れてきました













お話は続きます…✍️