数年に及び


進展がない


離婚に向けた


悲しく辛い話し合い






そんななか



とうとう松居は


大きな決断を下しました





その決断とは



相手方の借金



1億7500万円を



肩代わりすることにしたのです




最悪のシナリオですが


私はその道を選びました



 

離婚をする際に


慰謝料をもらって


別れられる女性も


この世にはいらっしゃいます





養育費をもらって


別れられる


お母さんもいらっしゃいます





しかし、


私はその両方とも


手にすることは出来ずに




いただくものは


相手の借金




1億7500万円




一般的には


なかなか無いパターンの


離婚条件でしょう





しかし、


その道を松は選んだのです




その理由は


2つありました




これ以上



この戦いに


年月を費やしていたら


心身共に疲れすぎて



これから先


息子を抱えて生きていく


エネルギーまでもが


奪われそうだったからです





それゆえに


人生の方向転換が


必要だと判断をしました



 

もうひとつの理由は



好きでもない名前を背負いながら


生きていくことが


息苦しく


もう限界でした




あの世から


松居家のご先祖様が


早く戻ってきなさいと


手招いていらっしゃるように


思えてなりませんでした




それらの理由から


生まれた時の


愛する名前


松居一代に戻って


人生の巻き返しロードを


歩むことにしたのです





その決意を


4人目の代理人となる


ロッキード弁護士に告げました




弁護士は

ここまで踏ん張ってきたのだから

もう少し戦うべきだと

正当な意見を述べました




しかしながら


松居は、子供の時から


頑固ちゃんと呼ばれるほどに


一度決めたら


何があっても


その決意を曲げない子供でした




だから、いくら


法曹界の凄腕弁護士に


説得をされても




私が出した決断は


揺るぎませんでした




たとえその道が


間違っていても



自分が決めた道を


息子を背負いながら


生きていくことに決意したのです





その決断を



実は、、、


ロッキード弁護士よりも


先に伝えた人がいました




それは、


同志である


幼い息子でした






母がさらに拍車をかけて


命懸けで働く決意も併せて


息子へ報告したのです