一才の息子を抱えて


家を飛び出して


高輪の新築マンションで


母子家庭生活がはじまりました




このマンションは


松が購入しました




世の中は


バブルが終わった頃でした




例の大阪の不動産屋さんの


おばちゃんに勧められて購入した


マンション



飛ぶように…札束札束札束札束札束


すべてが信じられない高値で


売れていきました



まさにバブルでした🫧




だから、


都心にマンションは


キャッシュで軽く買えました




新築物件なのに


二十代から学んでいた風水を基に


運気アップだけを目的に


さらに


リフォームまでしたくらいです




それくらい


初の不動産投資は


上手くいきましたから


かなりのお金は手元にありました




そのなかで


離婚は強く決意していました



思わせぶりの


別居生活ではありません




よって、離婚の話し合いを


弁護士を交えながら


スタートさせました




とにかく一番大切なことは


世帯主になった松が


働くことでした




しかしながら…



終わる時間もわからない


いつ呼び出されるかわからない


不安定な女優業をやりながら


幼い息子を育てることは


不可能でした





だから、知恵を絞り


新しい分野の仕事に


突入することにしたわけです



その仕事は


講演会の講師でした



恩師のひとりでいらっしゃる


藤本義一先生から


講演会の仕事については


お話を伺っていたので




母子家庭の身の上としては


これしかないと判断しました





息子は区立の保育園で


預かっていただいていましたが



講演会の仕事は


始まる時間も終わる時間も


絶対に変更はありません



だからこそ


小さな息子を抱えての生活には


ピッタリでした




その為に


住む場所を


高輪に選んだわけです




新幹線に乗るにしても…🚅


飛行機を使うにしても…✈️



一番便利な場所が


高輪だったからです


保育園も徒歩圏内でした




その時には


プロダクションを辞めて


自分の会社を立ち上げていました




プロダクションに


所属をしていたならば


かなりのマネージメント費が


差っ引かれます




母子家庭にとって


それは避けたい出費でした




だから、全ての作業を


自分がこなすシステムを


この時に作ったわけです




会社経営は初めてでしたが


会社を大きくする選択は捨てて


あくまでも個人資産を増やす


ツールとして


法人を設立したわけです




よって、経費削減は必須



一番高い出費にあたる


社員さんへの


給料をカットする体制を


選んだわけです




社員はゼロの会社経営です



代表が身にして働いたならば


人の何倍も働いたならば


これは出来ます





一般的には


人は


見栄を張りたがるものです



社員が何人いますよ…なんてね




しかし、松の強みは


それがないことです






見栄は


19歳で上京した時に


捨てています




だから、モデルとして


稼いでいながら


六畳一間のボロアパートに


住めたわけです






さらに芸能人になると


その見栄は


大きく張りたがるものですよ







しかし、松は


この見栄を張る人生を


バッサリと


カットしていることが


強みになります





何処へでも


ひとりで交渉に出掛けて


ひとりで仕事場所に向かえる




これは、芸能人には


ありえないパターンの


生き方ですからね




この見栄を張らない選択は


今も継続していますが




大正解です…⭕️





世間の目なんか


どうでもいいんです




自分の人生を


いかに充実させて


さらに飛躍していくことを


考えていくと



見栄


邪魔にしかなりませんからね