電話口の刑事さんへ




今からすぐに


車で東京を出発して


滋賀県へ向かう話をしました





しかし…


刑事さんが…




大雪警報が出ているから…





車では無理でしょうと


ご心配をくださいました







新幹線は


すでに止まっている時間です








しかし、なにがなんでも




早く母の側に行かないと…




母が待っています、、、






明日おこなわれる


検死解剖後に




検死医からのご説明を


いただけることも


刑事さんから教えていただきました






しかし、しかしです…





その大切な説明に




家族はだれひとり




立ち会わないことを


刑事さんから告げられたのです





だから…



なにがなんでも




私が母の側にいかないとならない


状況下だったのです





しかし…



慌てているので



頭が回りませんでした








しかし、なによりもです



隔離が終わっていなければ


私は外には出られない


身の上でした




ありがたいことに


私の隔離期間は


終わったばかりでした




もし予定通りに帰ってきていたら



母に逢いたくても


私には


どうすることも出来ませんでした





すべては神様が


見守ってくださっていたのでしょうね





冷たくなっている母ですが





最後の姿を見られるように


神様が組んでくださっていたのです