お待たせしました


三途の川物語2回目に参ります




私がまだ小さい時です


突然、原因不明の高熱に


襲われました


今夜が山場ですと


お医者さんに告げられました




私の布団の周りでは


祈りが捧げられていました



太鼓や鐘の音が鳴っていました



しかし、 


私の前には


が見えてきました


というか…


小川クラスの川でした



その川は、


まっすぐではなかったです



ゆるやかな曲線


なっていました



その川に向かって


私はどんどん進んでいたんです




その川の向こうは



それはそれは


綺麗な花が咲いていました


私が


小さかったからかもしれませんが


その花の丈は


高かったように


記憶しています




淡い色の花で…


風にすこし揺れている感じでした




その花の向こうには


たくさんの人がいました


座っている人はいませんでしたよ


みんな立っていました




そして…手を振っているんですよ


手を振るというよりも


こっちにおいで…おいで…



私を手招いているんですよ



待っててねぇ…


言いながら



私はみんなの方へ向かって…


進んでいました



行く気は満々でしたよ



川のところまで来て…



川を渡ろうとした


まさにその時でした





私の後ろから


大きな太い声の


男の人の声がしたんです



渡ったらいかん!



その声をきいた瞬間でした


布団の中のわたしの足が 


素早く


もうひとつの足の上に


重なったことを


ハッキリと覚えています





いまから思うと…


これが運命の別れ道



死の世界と


この世のだったのでしょうね



もし、あのまま…


川を渡っていたら


私は死んでいたんですよ



しかし、


大きな声をかけらたことで


最後の一歩のところで


川を渡るのを


止めらたわけです




話は続きます…✍️