受け入れ拒否される盲導犬 | 会計・税務の問題解決!松井公認会計士事務所

盲導犬への理解は道半ばのようです。

飲食店やホテルで受け入れ拒否を経験した利用者が44%いると言われています。

そんな中、改正障害者差別解消法が2024年4月1日に施行され、その浸透を図る動きが広がっています。

 

 

障害者差別解消法は国連の「障害者権利条約」締結に伴う国内の法整備として、2016年に施行されました。

全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として制定されました。

 

2021年に改正された内容は、障害者が生活する上での障壁を取り除くために「合理的配慮」を事業者(会社や店舗に限らず、継続的なサービスの提供者)に義務付けたことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「盲導犬は特別に訓練され、定期的なブラッシングやシャンプーで清潔にされています。」

宿泊施設の従業員向けに開かれた研修での説明です。

 

盲導犬は障害者との同伴が、身体障害者補助犬法によって認められていることを初めて知った受講者も多かったといいます。

 

 

このように盲導犬が拒否される背景には、理解不足があります。

日本盲導犬協会が一般市民約1,000人を対象として2023年に実施した意識調査によれば、盲導犬の衛生管理に不安を感じると答えた人が17%いました。

さらに84%の人は、盲導犬利用者に衛生管理などを義務付ける身体障害者補助犬法の規定を知りませんでした。

 

 

 

 

共生社会の実現、なんて大袈裟こと言わないで

「お手伝いしましょうか。」

という声掛けから始めてみませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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