テストが返却されました。

 

4科目中1科目が追試。

他はそれなり。

 

幾何が追試。

 

小学校時代から苦手な図形問題のテストでした。

 

ちなみにその追試は、驚異の3桁人数。

 

つまり学年の過半数が落第ということでした。

 

となると、やはりレベルを上げてきたと思うのが自然。

 

いくらなんでも、この追試人数はおかしすぎる。

 

いくら油断があるだろうとはいえ、それなりに勉強をやってきている子供達だから。

 

合格している子達は、きちんと油断せずに勉強をつづけた子供達でしょう。

 

冷や水をぶっかけられた人が多かったということです。

 

そして追試の結果は合格。

 

中学入試の勉強で振り返り学習というのが身についていたおかげで、自身でテスト結果を振り返り、その勉強をし直していたから、追試には合格できたようです。

 

・・・先生のお情けの可能性もあるけど。

 

 

本人的にはやっぱり思うところがあったようで、

 

「お父さん、図形の勉強がわからない。どうやっても点数が取れないんだ・・・」ショボーン

 

と、考え込んでいました。

 

追試で合格できたということは、根本的にわかっていないというのではなく、単純に解き方のキモが解っていないということ。

 

解法を組み立てられない。

 

それが理由。

 

すぐに解法を見つけられる子は、たぶん数学のセンスがあるから。

 

・・・とは言いたくないです。

 

単純に彼は演習量が足りないから。

 

理解が遅いから、同じ時間の勉強をやっていても、件数がどうしても少なくなる。

 

その経験値の差。

 

中学受験の時は、徹底的な学校対策で解法のパターンを覚えるという力技で乗り切ったけど、さすがにこれは受験でのみ通用する技。

 

傾向と対策。

 

指導はどうしたもんかな・・・とお父さんは困っていましたが、そうすると息子は息子で自身で解答を出したようです。

 

「先生の性格の悪さを考慮に入れてなかった。単純に高難度の問題を解いていないんだよ俺。そうなんだよ、学校の勉強の復習だけではダメなんだよ。次回のテストでは、先生にエラソーな顔をさせない!」

 

そもそも先生はエライんだけど・・・。

 

きっとテスト結果で(全体に)嫌味をいわれたんだろうな~ということは想像できました。

 

高難度問題を解くという力技感が残っていますが、自力で対策は見つけられたようです。

 

先生の手の上で転がされているような気もしますけど、それはそれで乗っておいたほうが良いのでそのまま観察を続けます。

 

 

あと何気に気になっていた国語。

 

読書をする習慣があまりない息子は、小学校時代は塾の演習で理解力を高めていたけど、今はどうなのか。

 

その問題と彼の回答用紙を見てみました。

 

まず、問題の印象は、やはりこれも数段難易度は引き上げられているなぁと思いました。

 

記憶力の問題でもある、漢字や語句の意味等。

 

私ですら戸惑ったレベルでした。

 

なんとなく漢字検定だと3級(中学卒業程度)レベルは超えているような。

※過去問をみるに、準2級(高校在学)レベルっぽい。

 

あと語句。


ある個人や社会集団によって共有される思想、信条、世界観などを意味する言葉は何か?

 

ってイデオロギーとすぐに私も答えられなかったもの。

 

授業でやっているのだとは思いますが、新聞を読まないとな・・・と思いました。

 

テストの成績をみるに、漢字・語句の意味という記憶力がモノをいう範囲は、半数だけができている状態。

 

読解問題で点数を稼いでいました。

 

問題用紙をみると、線を引いたり〇で囲んだり、工夫の跡が。

 

基本に忠実にやっていたらある程度は回答はできる。

 

できていない部分をみると、言い換えて、自分で纏めて言葉にする問題。

 

文章を読んで理解して簡潔にまとめる作業。

 

ここが中途半端。

 

できていなかったです。

 

なんとなくだけど、これも経験を積んでいくと解決するような気がします。

 

要は勉強不足。

 

漢字検定の勉強をすれば即効性があって点数はあがるかもしれない。

 

でもそうすると読解し表現する分野の勉強がおろそかになりそう。

 

ただでさえ、英語の単語を覚えるのに必死なのに。

 

もうちょっと様子を見ようと思います。

 

学校が狙う通り、友達同士との会話で解決にむかうかどうか。

 

なんとなく、漢字検定を勉強していた友達も多いので、ヒントが貰えるような気がしています。

 

 

そして、国語の解答用紙で一番驚いたこと。

 

文字が綺麗に書かれていること。

 

小学校時代は、いつも文字が汚くそれで×も貰っていた息子の文字が綺麗になっている!

 

模範解答の紙かな?と見間違えるくらいに。

 

マジで驚いた。

 

1学期の試験もみていたけど、字が汚かったまま。

 

突然夏を越えて、変わりました。

 

何がきっかけなのだろう???

 

よくわからない。

 

よくわからないので、考えることはやめて素直に息子に、

 

「やればできるやん!完璧じゃん!」ウインク

 

と伝え、褒めました。

 

息子は、お父さんから小言を言われると思っていたら褒められたので、意外そうな顔をしていました。

 

・・・していましたが、少しニヤけていました。

 

油断せずにこのままキープしてもらいたいものです。

 

なんとなくですが、数学由来で文字が矯正されたような気がします。

 

文字が汚いのは、数式を書く時にも現れます。

 

数式が汚ければ、うまく展開できません。

 

理解できなくなります。

 

代数の勉強できちんと数式を書く癖がつきはじめたようで、その影響が筆跡にも現れているような気がしました。

 

中学生になって成長しているなぁと実感した基礎学力テストでした。