お父さんの英語の秘策ですが、正直なところ小学校の英語教室レベルの話です。

 

先日の2者面談で、

 

「お父さん達の受験勉強法などを子供に話してくれていいですよ~」

 

という話を受けたのですが、そもそも息子と私達では歩んできた道が違います。

 

私立中学の進度の速さを少し甘く見ていたところがありました。

 

2者面談で英語が危険水域ということなのですが、中学1年生で中学校の範囲を終わらせる速度なので、公立中学よりも3倍の速度で進みます。

 

私自身の時は、公立中学校ですが、塾で中3の段階で高1~2レベルの内容の勉強をしていたので(進学校を狙っていたもので・・・)、その速度をベースに考えていましたが、それよりも早かった。

 

ちょっと計算外でした。

 

英語は単語を覚えていてナンボというのもあり、単語を覚えるのは必須なのですが、

今の状況だと、相当覚えないとついていけなくなります。

 

そして、ついていけなくなると、その科目が嫌いになります。

 

特に試験勉強となると点数がついてきますから、出来ないのがあからさまに解ってしまいます。

 

勉強が得意な分野というのは、そもそもその学問が好きなのです。

 

ということで、嫌いにさせないように勉強をしてもらわないといけません。

 

本当は小学校の時から英語教室に通わせたかったのですが、別の習い事をやっていて、結構スケジュールがパッツンパッツンで、入れられなかった。

 

今回この英語教室でやることをやってみよう!というのがお父さんの秘策です。

 

子供の英語教室は、英語は楽しいんだ~ということからスタートすると思います。

 

子供の時の楽しい!は、英語を知って、子供自身の世界が広がるから。

 

ただ受験対策のストレートの勉強では、これは生まれないんじゃないかな、と思います。

 

英検などの資格になってくると英語が勉強に変わるのですが、楽しいものだと解っていれば、勉強自体が苦しくなりません。

 

ということで、どのように楽しんでもらうのか?ということなのですが、ちょっと大人の経験から、

 

楽しい→勉強ができる

 

のではなく、逆の

 

勉強ができる→楽しい

 

という手法を取ってみることにしました。

 

ということで、

 

 

 

 

 

を利用します。

 

このラダーシリーズの学習法ですが、いわゆる多読です。

 

1. 速く  

2. 訳さず英語のまま  

3. なるべく辞書を使わずに、読むこと

 

が大切となります。

 

そして1語ずつ訳すのではなく、英語を英語のまま理解するくせをつける。

 

こうして読み続けるうちに語感がついてきて、だんだんと英語が理解できるようになります。

 

要は全部の単語を知らなくても、前後の文章から意味を読み取れるようになります。

 

ただ、それだけではなくて、この物語自体を知っているということが大きいのです。

 

この本のイソップ物語の最初の話は、蝙蝠の物語。

 

鳥と獣が喧嘩をしていて、ある時は鳥の仲間だといい、ある時は獣の仲間だといい、最終的には、両者からつまはじきにされる、という話です。

 

このあらすじを知っていて、英語の文章を読むと、そもそも平易な単語で書かれているのもありますが、だいたいどんなことが書かれているのか?ということが予想できます。

 

つまりわかったような気になるのです

 

また、この本には巻末にすべての単語リストが掲載されているので、辞書を引く手間も減ります。

 

本来は辞書を引かないのですが、それらは最低限の語彙力があってのことなので、息子には、ノートに写させて、ノートに記載した文章かららわからない単語などを調べるということもさせています。

 

だいたいノートに写すときにスペルミスをして書くこともあるので、正解の方をみて単語リストを引くのではなく、自身で書いたほうをみる。

 

そうすると書き写し時に誤っていれば、リストには出てこないわけですから、自身のスペルミスに気付けます。

 

強く印象に残るので、覚える効率も上がります。

 

このシリーズは、クラッシックから現代文学、ノンフィクション、ビジネスと、幅広いジャンルを扱っていますから、これらを徹底的にやる。

 

普段の本の読書量が少ないのも、この英語の文章の本でカバーします。

 

ある程度できるようになったら、多読だけでなく、多聞のほうにも進む予定です。

 

 

私も久しぶりに読んでみて、とても面白かったです。

 

The Crane of Gratitude

 

って、文字を見ただけだと、何のこっちゃ???でしたもん。

 

読んでいて、鶴の恩返しってことね、ってわかりましたから。

 

大人でも、なんとなくわかる!ってことは楽しかったです。

 

それが息子にも伝わると良いのだけど。