現役と浪人と校風と向き不向き | まつんちょのブログ

現役と浪人と校風と向き不向き

昨日昼休みに息子の成績をWEBで眺めていました。

 

そうすると中学受験の際に、いろいろな情報(特に最寄りの私立中高出身なもので)を教えてくれた同僚に声をかけられました。

 

「まつんちょ、何を見てるの???」

 

「いや~、定期考査の結果を眺めていて、全科目が平均って面白いなぁって思ってたのよ。見てみる?」

 

「うん。今は凄いね~。こんな感じでデータ化されるんだ。それにしても息子君、頑張ってるね!ウチの子は高2までは340人中280番くらいだったよ!」

 

でも彼女の息子は医学部に進み、今研修医です。

 

私の息子が受験の時にも気に掛けていてくれて、別の学校ですが、合格して喜んでくれました。

 

その順位のままでは、医学部なんて絶対に合格しません。

 

高2までは・・・ということは、その後爆発的に学力が伸びたということです。

 

医学部に合格した際の受験時の話も聞いたのですが

 

校風と仲間。

 

伸びた理由はそこにあると思います。

 

その学校は元々勉強、勉強という校風ではありません。

 

自由に自分のやりたい事を探す。

 

とても良い学校です。

 

ただ、落とし穴もあります。

 

勉強をしない子は、全然しない。

 

高2までの学生生活は、まさにそんな感じだったのだと思います。

 

学生生活をエンジョイする。

 

ただ、高2になって、進学を意識し始めた時に、元々頭の良い集団なので、

 

目標が定まったら一気に勉強をして、学力を伸ばすのだと思います。

 

仲間とともに。

 

ただ、これ完全に地頭・・・ですね。

 

頭の良い子だから、最後に一気に学力を伸ばせたのだと思います。

 

 

対して息子の学校。

 

割と現役での大学合格率が高いのですが、ここにも落とし穴を感じています。

 

おそらく浪人をすると、現役の時に合格する学校以下になるんじゃないかな・・・と。

 

学校のサポートが十分にある。

 

勉強をコツコツとする。

 

その習慣が浪人になった場合、一気に緩んでしまう。

 

学校ほど厳しくなく、最終的には自身の管理能力。

 

そうすると当然合格力は現役時代に比べ落ちてしまいます。

 

勉強量は増えているのだけど、よっぽど意思が強くないと緩みます、忘れます。

 

私の母校は、詰込み型だったので、まさにこの傾向で、同級生も現役の時の方が進学実績が良かったです。

 

そのデータがとても恐怖で、私はランクを落としてまで現役で大学に行く!という選択をしました。

 

実際には、浪人して受験するにも、翌年合格を確保しておかないと怖いので、

 

大学の入学手続きはする&留年したら就職に響くので、最低限の授業の単位は取るために大学に行くという、

 

いわゆる仮面浪人をしたのですが、6月で、もういいや~となってしまったので、

 

やや事情は異なりますが。

 

※その仮面浪人を同級生が知っていたので、そのままミイラ取りがミイラになるという最終的にはまさかの大学出身!となるのですけど。

 

学校生活は私の母校と息子の母校はまったく違いますが、同じ匂いがします。

 

たぶん、息子が同僚の息子さんと同じような生活をしたら、

 

息子は、緩みまくって最後の爆発力もなく、単に中高一貫学校に通ってました!

 

となるような気がしています。

 

 

ただ面白いもので、学校の校風に生徒の向き不向きがあるので、

 

同僚の息子さんが、私の息子の学校の状況を聞くと、

 

「そっちの学校じゃなくてよかったよ。たぶん合わなくて不登校になって、

 

退学していたと思う・・・。」

 

という感想でした。

 

校風。

 

息子には、息子の母校の校風がとても合っていたのだと思います。

 

大学はどこになるかわからないけど。

 

ともかく機嫌よく学校に通ってくれるのが一番です。

 

そして今日、1学期の終業式です。

 

夏休みには追加の講座受講があるけど、なんとか大学までの18分の1を乗り切りました。