昨日の自習の話~数学が楽しいだと!
昨日、膝のリハビリに行ってたのですが、終わる時間がちょうど息子の帰宅時間。
駅前だったので、合流して一緒に帰りました。
その道すがら
「今日は部活か?」
「いや、今日は自習室行ってた。自分の勉強は半分くらいで、あとはしゃべってた!」」
おいおい、自習室で会話って迷惑だよ!
これは流石に看過できん。
注意しないと・・・
と思っていたら続けて、
「友達が方程式がイマイチわからんって言っていたから、俺解るよってことで教えてたんだよね!」
・・・!?
今何言った?
方程式って数学だよな。
小学校時代は算数に苦しみ、先日の中間でも平均にいかなかった数学だよな?
それを教えるだと???
何を教えるんだ?
解ってないやつが教えることってできるんか?
ということで聞いてみました。
「方程式って数学だよな?
数週間前の数学の中間、平均いってないないのに???」
と。そうすると、
「何度も言うけど、あれは単純に勉強不足だよ。
担当の先生、超むかつくけど、教え方が上手いんだよな。
ほんと腹立つわ~。ちょっと聞いてよ。
「こんな問題、簡単ですね!」って言うけどさ、
こっちはわかんねーから必死に勉強してるんだって。
だいたい簡単って言うけど、みんな出来てねーじゃん。
簡単に、簡単ですね~なんて言うんじゃねーよって感じ。」
確かに頑張ってるわな。。。
そーか、そーか。
と、続けて彼はこう言いました。
「今、俺が数学出来ているのって、小学校の時とか算数ができなかったからだとおもうんだよね。
鶴亀算とかいろいろ苦労したじゃん?
でも方程式で解くと簡単に解けるんだよ!
数学すげぇ~、めっちゃ便利だ!と思うんだよ。
楽しいんだよ。
それで友達は訳のわからんところで躓いているんだ。
昔お父さんが良く言ってたよね?
わからんのがわからんって。
まさにその状態。
ルールに対して疑問を持っても意味ないじゃん?
ルールなんだから。
鶴亀算で解けるのに、なんでこんなことをするんだ???っていうところで疑問に思うみたいなんだよね。
俺って逆に良くわかってないじゃん?
だから、真っ白な何もない空っぽの状態だから、そういうルールとかがすぅーーーーと頭に入ってくるんだよね~。」
・・・確かにそうだ。
う~ん、塾のテキストに方程式がなかったので言わなかったのだけど、
お父さんの子供の頃は普通に小学生で使ってたような・・・。
また巣鴨中のように、途中の計算式を書かせる学校があったので、
方程式を使うとマズイだろうとは思ってた。
なので算数苦手というのは中学受験には不利だけど、
中学に上がって数学になったらなんとかなるかなぁとは思ってはいたけれど、それに気づいただと???
スゲェと思って楽しいと思えるようになると、自然と問題に取り組む時間も増えてくる。
期末試験で結果がでてくれると良いんだけどよ・・・。
そしてあと1つ、こういうことも言ってました。
「人に説明すると、解ってたつもりで全然解ってないのもよくわかるんだよね。
上手く説明できないから、深く考えるんだよね。そうすると説明できる。
・・・でね、気づいちゃったことがあるんだよ。
お父さん、僕に算数教えていた時にめっちゃエラそーにしてたじゃん?
でも、最初から本当にその力があったのか?ということなんだよ。
その時は、お父さん凄い!ってしか思ってなかったんだけど、
よくよく考えたら、僕に説明するために勉強してたってことでしょ?
ということは、お父さんの算数スキルがアップしていたってことだよね?
なんだか、ズルくない?勉強してできただけなのに、
最初からできたようにエラそーにするってさっ」
当たってる。。。
だって難問もどんどん解けるようになってたから・・・。
まぁそれは教え方が不味かったということ。
親だから子供に馬鹿にされちゃいけない!(まぁ今も英語で思っているけど)というのが強すぎて、教えてあげる!ってなってたんだ。
教えて!
って言って、説明させていれば良かったのかもしれない。
でもその時はわからなかったな~。
説明させるっていう余裕がそもそもなかったし。
そのため次のように話を進めました。
「お父さんさ~、高校の最後で習う微分積分っていうのがイマイチできなかったんだ~。
だから習うようになったら教えてれる?
楽しみにしてるね!」
そういうと、めちゃくちゃ息子は驚いて
「えっ、お父さんでも数学でできなかった分野があるの???
マジかよ。
数学って、奥深いね!
なんだか楽しいって思っているのに、将来そんなやつがくるっていうような残酷なこと言わないでよ!」
と、口を尖らせておりました。
まだ少しは尊敬してくれているのはわかったけど、また話をミスったかもしれない・・・。
そう思う帰宅時のお話でした。