シラバスを見て思ったこと
昨日の息子は、授業→自習→部活という感じで夜にフラフラになって帰ってきました。
「もっと、部活の時間を早めてくれたら、早く帰れるのに・・・」
とブー垂れていましたが、
「2時間ほど間が空くのは、その間に勉強して、それから部活をやれってことじゃないの?そうじゃないと、疲れて勉強しねーだろ???」
と、実際にはどうかわからないのですが、なぜか間が空いてからの部活という結構いい感じのスケジュールでした。
ほぼ1日空いたので、午前中に買い物等を済ませ、シラバスを読み込んでいました。
そして、いろいろと考えていました。
このシラバス、公表されるのかなぁ???と。
私の持っている物は2020年度。
大学入試改革が始まったのも2020年度。
センター試験から大学共通入試制度に変わり、従来のAO入試は総合型選抜、推薦入試は学校推薦型選抜、一般入試は一般選抜になりました。
新しい入試区分では「学力の三要素(知識・技能、思考力・判断力・表現力等、主体的に学習に取り組む態度等)」がより重視され、どの入試区分でもバランス良く評価する入試に変わりました。
この変更は、「自ら問題を発見し、他者と協力して解決していくための資質や能力を育み教育が必要である」という考え方がベースにあります。
ということは従来(私が経験した受験)の考え方では確実に対応できない。
自ら問題を発見し、他者と協力して解決していくための資質や能力の部分。
自分との戦いだったから。
AIの登場で、知識だけでは、人間はコンピューターに勝てない。
かといって少子化で労働力を確保するには、コンピューターと上手く付き合っていかないといけない。
今までの自分の知識の習得をもって戦うスタイルではダメだということ。
自身の特性を知り、協力し合って、またはコンピューターを上手く利用してく。
それを重要な中高で育成するという事。
SSH認定校が強くなるはずだ。
今年千葉では、芝浦工大柏が、東大4名合格を出しました。
しかも全員現役。
そのうち文系が2名ですし、他の進学実績はTOP4校と比べるとまだ差はあります。
ただ、文部科学省の強い影響を受けている最高学府での試験を突破した人が多かったということは、この2020年から始まった入試改革に適合しているということ。
また同じSSH認定校の市川も東大31名、うち現役が27名。
ここは広報が強力で宣伝が上手い気がするし、元々優秀な人が集まっているともいえるけど、昨年から倍増している。
現役が少なかったら昨年残念な人達が翌年チャレンジしたんだ~といえますが、そうではない。
第三教育は昔から言っていたし、それが今の時代に合ってきたのでしょう。
SSH認定校の活動の特徴をみるに、各自の研究活動が主。
その認定校以外では、学習計画であるシラバスでは絶対に現れない部分。
なるほどね、だから2021年以降の詳しいシラバスを公開していないんだ。
学校の生徒の仲の良さ、協調力を前面に押し出しているんだ。
シラバスだけだと学校の教育を見誤るから。
元々学校が詳しいシラバスを公表していないので、ブログには書くつもりはありませんでしたが、内容をみるに、きちんと新しい入試対策に対応した学習計画には変更されています。
たぶん、どこの私立学校も同じように、シラバス(学習計画)は新しい入試に対応した形に変更されていると思います。
なので、公表されていなくても、たぶん進学には関係ない。
だいたい公表されていてもその通りに進まないこともあるから。←経験済
2025年以降に入試を迎える方は、
その学校に入学した後にいろんなことに自らチャレンジできるか?ということが重要になると思います。
これからの学校見学は、その学校が好きになれるか?ということ。
順位はあるけれども、学校の雰囲気、特に通学中の生徒をみて、子供自身がどう思うのか
ということが重要だな・・・と思った次第です。
最後に、息子に。
お前の学校はとても素敵な学校だと思うよ。
お前も大好きなんだから。
まずはお前が、Nフレンズで、後輩たちにその魅力を思いっきり伝えてきてくれ!
とそう思いました。
勉強のことばっかりではなくてね。