中学受験のGWの時期の話 その2 | まつんちょのブログ

中学受験のGWの時期の話 その2

具体的にウチの入試戦術について記載します。

※前のブログでは戦略と書いてますが戦術です。

 

まず、基準となる学校を選定しました。

 

伏字にすると訳が分からなくなるので、実際の学校名も記載します。

 

ウチの場合は、千葉在住ですので専大松戸中学を基準としました。

 

理由1:ボリュームゾーンであること

実際には日能研R4偏差値で54~55ですので、ボリュームゾーンにしては高めです。

しかも日能研の中堅校の偏差値はかなり精度が高いので、ボリュームゾーンといってもかなり上のほうになります。

 

最初はここを基準にするか迷いました。

ちょっと偏差値帯が高すぎるのではないかな・・・と。

ですが、昨今の中学受験人気を考えると、このあたりに設定しておかないと、50前後をターゲットにしてしまうと、危ないと判断しました。

 

実際の入試では予想がつかない。

そういう意味で2024年入試がこのゾーンが難化したことを考えると、結果的にこの基準校の設定は良かったと考えてます。

 

理由2:過去問の傾向がちょうどいい

実際に解いてみて難しすぎず簡単すぎず、量的にもちょっと多いかな・・・くらいで、物凄くお手本のような過去問でした。

そういった意味で、問題を考えている先生方は凄くいい問題の出し方をしているなぁと思いました。

そう思うと、生徒を正しく判断できる、めちゃくちゃ良い学校にも思えてきました。

 

理由3:入学したら知名度という追加効果が狙える

基準校とはいえ、合格したら入学するかどうか。

子供の感じる学校の印象などもありますが、親目線で

 

「この学校は有名だから、後々得をする」

 

という理由です。

 

勉強だけでなく、スポーツも盛んな学校で、昨年は野球で甲子園にでていますし、今年の箱根駅伝でも何名かエントリーされていました。

 

実際に、学歴を考えた時に重要なのは、最終学歴ですが、私が採用活動をする場合、高校名も見ています。

この子は、高校時代どのような環境にいたのか、その上で大学はどうなのか。

大学受験の際に頑張ったのか、そうでないのかということが読み取れるからです。

 

そもそも受験に詳しくなくても、専大松戸を詳しく知らなくても、

 

専修大学の関連校である、

 

ということはわかります。

これは大きなメリットであると思います。

 

そんなわけで基準校に設定したわけです。

 

ここから少し細かくなります。

 

以降の全国テストで志望校の1つに設定し続けるわけですが、その中身を見ていきます。

 

偏差値的にボーダー前後で平均的に得点が取れている場合、専大松戸がそのまま受験候補校になります。

 

ただ、偏差値的に少し足りていなくても、理数の得点が高ければ、芝浦工大柏も受験校になります。

 

実際には受験の日程上、両方を受験をすることは可能ですので、基本的には両方受けると思いますが、どちらの学校を合格する可能性が高いか?という、ここで算段をつけておきます。

 

実際、受験した友達などの話を聞くと、

 

専松=〇、芝柏=×、

 

逆に、

 

専松=×、芝柏=〇

 

のパターンの子も結構ありましたので、理数系の得点での区別は特徴を表していると思います。

 

 

ここで全体的に得点が足りていない場合は、この学校よりも下の偏差値帯の学校を選定することになるのですが、その時には、交通の便の良い学校としました。

 

尚、麗澤は外しました。

特性を見た際に都内校のほうがうちの方から近かった。

かえつ有明とか。

 

この交通の便を要素に入れたというのは、不便だったり田舎過ぎると、受験者層がばらけてしまって偏差値帯が正確に表れないと考えましたし、実際にそうだと思います。

 

そういった意味で、まつんちょ家では光英ヴェリタス、昭和学院を設定しました。

便利というわけではないのですが、徒歩15分は許容範囲としました。。。

 

また、さらに偏差値的に専大松戸が合格圏内で、理数系がやや高い場合は東邦大東邦、逆に国社が高い場合は昭和秀英という具合に仕分けました。

※算数偏差値では秀英は高くない・・・とでているのでそう書いていますけど、実際に過去問をみると量は多いし、簡単か?というとそうでもない印象ですので、あくまでの仕分け上での話という意味です。

 

市川・渋幕を狙う場合、既に偏差値が60をはるかに超えていると思うので、悩む必要はないかな・・・と思います。そのまま突き進むだけ。

 

また、実際に受験日程的に渋幕・市川・東邦の組み合わせか、市川・東邦・秀英となると思いますし、この順の通りで合格を貰った学校に入る(渋幕蹴りの東邦とか市川蹴りの秀英とかはあり得ます???なので)と思います。

 

よって、上記の東邦と秀英の区分けだけで十分なのです。

また、2月受験でこの2校は日程が重なっているため受験できませんし。

 

そして、都内校を決めていきました。

 

決め方ですが、日能研の場合ですが、学校の問題の傾向も分析されており、同じような問題の傾向を出してくる学校を見ることができます。

 

そこであがってくる学校で、通える範囲(ドアtoドア1時間30分を限度)で考えました。

 

また他に、全国テストの子供の受験した正答率も記録されています。

 

それも併せて、子供に向いている問題を出してくる学校かどうかも確認します。

 

行きたい学校ではありません。

 

向いている学校、すなわち、相性の良さそうな学校です。

 

あくまでも模試は模試で、偏差値が足りていても、傾向が合わなければ(相性が悪ければ)本番では得点できません。

 

どうしても今の希望に合わない・・・という場合は、偏差値帯の学校の問題傾向を検索して、学校を絞り出しました。

 

その絞り出し過程で、知らなかった学校は、学校見学をして確認しています。

 

 

結局、12月の最後まで受験校の傾向と子供の模試の正答率をみて、テストの振り返りだけではなく、5年生等のテキストまでも引っ張りだして復習、再学習しました。

 

 

この問題の傾向に合わせるように訓練すれば、持ち偏差値が足りていなくとも逆転合格ができる可能性はあると思います。

 

 

そして、子供の解答傾向を掴んでいると、入試の合不合でも効果がありました。

 

メンタル面です。

 

例えば、専松がダメでも、芝柏があるさ!だし、芝柏がダメでも専松があるさ!と思えます。

 

手ごたえがなくとも(あかんかった・・・と思っても)、気持ちを切り替えられます。

 

また、不合格の後の受験で、ここは行けそうだ!と思うと、力を発揮できます。

 

もし次もダメだったらどうしよう・・・ではなく。

 

そういった意味で受験時のメンタルにも影響を及ぼすと思います。

 

 

ですが、これは本当の学習ではありません。

 

受験の戦術として割り切って考えています。

 

かなりギャンブル要素もあります。

 

 

問題の出題傾向がガラッと変わるケースがあります。

 

その場合は・・・諦めるです。

 

オールラウンドで合格できる実力があったら、そもそも問題を解けるから。

 

合格するから。

 

なのでギャンブルなのです。

 

割り切り、必要です。

 

 

息子の第1志望の学校が偏差値的に届いていなかったから、それでもなんとか合格させてあげたい・・・ということから考えた戦術です。

 

そのため、あまりというか・・・全然おすすめしません

 

また話の展開上外しましたが、千葉受験の前で埼玉受験で合格も貰っております。

 

物理的に通えなかった学校ですが、合格した経験がありました。

 

いきなり本番だと、緊張してやらかす可能性があります。

 

合格できるんだというメンタルは大切です。

 

それも良いように作用したと思います。

 

お金はかかりますが、これは必要経費として考えました。

 

 

まだ時間はありますので、2025年組以降の方々は、学習を頑張ってください。

 

ウチは、本来の学習をしていないので、中学校生活で本来の学習をするように軌道修正します。