ラッキーだったことその1 ~敵は身内にあり~
うちの子の思い出も含めラッキーだったと思うことを記録していきます。
元々うちの子が塾に行くことになったのは、
①成長が少し遅いね~
②お父さんやお母さんの経験から6年一貫がいい
ということ。
そこでの問題としては、どこを最終着地点にするか?を一番最初に話し合いました。
「う~ん、子供に合うところだったら、どこでもいいんだけど~」
「いやいや、御三家をはじめとする難関校は、行けたらいいよね、それじゃ、絶対に合格しない。そこに向かって全力疾走しないと無理」
一応超難関校を目指したこともあるお父さんとしては、この持論は曲げられない。
「う~ん、どうせなら目指してほしいけど・・・」
「大体成長が遅いから・・・ということから始まっているんだから、最終着地点は中堅校にしよう!」
ということで、最終着地点を最初から決めていました。
・・・ですが、ちょうど1年前、
「従妹の息子さん、開成に合格したらしいよ~。すごいね~。夏ごろあった時には「ゲームばっかりしてて勉強しない!」って言ってたのに。あなたの息子ちゃんも来年だから頑張ってね!」
いやいや、雲上の人たちのことなんてどうでもええがな。
そこ目指してないし。
ウチの息子も、勉強していないわけではないけど、どーやったらそこまで学力が伸びるんだろ。
お父さん、東京一工だし、お母さんは名門女子大だし、これはもう地頭だな。
ということで、ターゲットが違い過ぎて、なんにも思わなかったのですが、これ、もしも近い成績のところにいたら、きっとモヤモヤしたと思うんですよね。
しかも悪気があって言っているのではないのでタチが悪い。
身内だしね。
とりあえず、目標を定めていて、違いがありすぎてブレることがなかったのはラッキーでした。
あと1つ。
今度は私のオカン。
「近所の子、明星とか同志社香里に受かったんだって!息子ちゃんも来年だから頑張ってね!」
はいはい。
場所が違い過ぎて、物理的に受験できへんやん!
その子が頑張っただけだから、わざわざ比較として出さなくてええやん。
知らんし。
その子褒めてやれ。
それでええわ。
・・・で、よしておけばよいのに、偏差値のリストを見てしまう。
えっ、偏差値55以下で関関同立の付属校が狙えるだとぉ~。
どういうこっちゃ???
で、さらにいろいろと見てしまう。
京都・大阪・神戸は家賃が高いから、医学部合格ランキングにも載っている
(和歌山市と書いているけどほぼ海南市で)超ド田舎の智辯和歌山・・・も狙えてしまう。
※私は奈良県民と和歌山県民のハーフなので土地勘があるのです。
そして家賃2LDKで5万円以内を探すと・・・結構ある。
さらに甲子園にも応援にいけるぞ~!
めっちゃええやん!
お得やん!
ということでお母さんに、
「智辯和歌山ええぞ~。母数がわからんけど今の偏差値帯でいけるぞ!ジョックロック歌えるぞ~」
「はぁ?何言ってるの?どうやって通うのよ!寮あるの?」
「知らんけど、2LDKで5万円以内があるから、お母さんと一緒にいけばええやん!」
「仕事はどーすんのよ!バカも休み休みにいって!」
と怒られ、息子は息子で、
「お父さん、智弁和歌山は敵だ~って言ってなかった?高校野球の時に。」
「公式な声明としては近畿の仲間だ!校歌も歌えるぞ!」
母校でもないに、甲子園を見ていて覚えてしまったのです。。。
「僕は嫌だからね。敵って言われたくないもん!」
そりゃそうだ。
追撃で、
「だいたいお笑いのセンスも関西では求められてしまうしな~。
息子君のスキルではおそらく5軍か6軍になっちゃうだろうしね!」
と言ったところ、
「エセ関西人のお父さんにだけは言われたくないわ~」
と怒られ、しばらくプンプン怒っていました。
やっぱり、目標はブレてはいけないのです。
ノリのよい子じゃなくてラッキーでした。