フォーズドイグアスに到着。

派手な黒いエロイ服を着た姉ちゃん2人に迎えられる。

一人は僕をフォーズドイグアスに招いてくれたホドルフの彼女アナである。

カチューシャに2つバネがついていて星がピコピコ動いている。

1つは星がなくなりバネだけがピコピコしている。

パーティー帰りらしい。

ボロい服の僕はお呼びでないくらいの雰囲気である。

家に到着してブラジルとスペインのクラブチームのサッカーを観戦

ブラジルにて日本でやっている試合を見るのである!

贅沢である!

アナの弟ジジュは推定6歳。

既に僕より目がデカイ!

ワックスで髪を固めソフトモヒカン!

ガンズ・アンド・ローゼズが好きだそうだ!

ここだけだとマセガキみたいだが非常に愛らしい元気印な男の子!

さっそく彼からポルトガル語を教わる!

彼の塗り絵が素晴らしい!

肌の色は青と緑!

目は紫!

自由なのである。

ノートにはマカロニがはってあった。

この自由な発想。

ガンズ・アンド・ローゼズのスイートチャイルドオブマインドが好きらしいので弾いてあげたらそこから何度も『ガンズ・アンド・ローゼズ!ガンズ・アンド・ローゼズ』とねだってくる。

可愛すぎる!

そしてついにアルゼンチン突入であるが、アルゼンチンにはアナのもうひとつの家がある。

お父さんはアルゼンチン人なのだ。

アルゼンチンを日帰りする予定である。

これまで飛行機、バス、船はあったが初めての自家用車での国境越えである。

国境の橋の両サイドがブラジルの色(黄色と緑)からアルゼンチンアルゼンチンの色(青と白)にいきなり変わるのだ!

ホドルフが『ブラジル!ブラジル!ブラジル ブラ!アルゼンチン!アルゼンチン!』と言って教えてくれた!

プエルトイグアスに到着。

国境挟むだけでこうも違うかと言うほど雰囲気が田舎になった。

地面もコンクリートから赤土である。

アナのもう1つの家で親父さん(あだ名はマラドーナらしいがホドルフに絶対に言うと口止めされている)の釣った魚のグリルをアナの親戚一同と頂く。

せっかくだしどんだけいるか数える気にもならない程ブラジル人の友達がいるし、真剣にポルトガル語を勉強しようかなとホドルフとアナにポルトガル語を教わる!

ポルトガル語とスペイン語は似てるらしいしポルトガル語マスターしたらスペイン語やな!

その前に英語か!

あとフランス語もマスターしたいな!

死ぬまでにはマスターするかー!

その後ジャングルの中の滝にアナの親戚一同とホドルフと僕で行く

川を泳ぎ滝に打たれる!

滝に打たれるってのはなんだか修業みたいだが僕はこれが好きだ!

勢いよく体に水が当たり周りの音は何も聞こえない。

精神が研ぎ澄まされる感じる。

帰るのだがここで問題が!

ブラジルとアルゼンチンの国境である。

僕のビザは30日。

既に数日過ぎている。

勿論知っている。

だがしかしグラプアーバでカベーサとホドルフに連れていってもらったフェデラルポリシカにて問題はないと確認したがどうやら確認が必要だと言われ車を降りて事務所に向かう。

これではダメだと言われ明日アルゼンチンに行きアルゼンチンにあるブラジル大使館にてブラジルビザを取る必要があると言われる。

そんなアホな!

まだ仲良くもなっていないアナの親父さんも顔が険しい。

いきなり来た日本人がいつもならすんなり行く国境でもめるのだ。

勿論言葉が分からないから国境の警察と話しているのはホドルフとアナとお父さんだ。

とにかく明日来いと言うハンコをパスポートに押されて今日は帰る

申し訳ないがアナ達に謝るのもおかしな話しである。

僕は友達に助けてもらいながらもグラプアーバのフェデラルポリシカに行きちゃんと確認した。

だがこのザマだ。

言いたくはなかったし『ノリは悪くない』って言われるの分かっていたが謝った。

勿論答えは予想通りなのだがあまりに雰囲気をこの年末のハッピーな空気を潰している気がしたし、実際に国境の適当さなんてのは知っている僕がグラプアーバで最初に行った時に60ヘアイスいると言われその後再度行った時にお金は要らないよ行けるよ!って言葉に甘えて友達に頼りきりでビザの事を甘く見た結果だ!

僕はとは言えブラジルからしてもアルゼンチンからしても外国人。

よい悪いは別にして国が決めた滞在日数を守る義務がある。

グラプアーバで一筆でも『私はこの人に滞在日数についてこう回答しました』と書いてもらうべきだった。

頼りきり甘えていた結果だ。

だから謝った。

しょげてるダケでもしょうがないのでこう言う時の願掛けとしていつもしている髭を剃る。

髭を剃ることに意味はないだろうが何か嫌なことがあって何も身動き取れない時にでも一歩でも進む姿勢としてエジプトからこれを始めた!

どうやらアナのお母さんの知り合いがフェデラルポリシカで働いているらしく明日確認してくれるらしい。

まったく恵まれてる話しだ。

ただの旅人が通訳付きってだけでも恵まれているのに国境の警察に知り合いがいるなんて!

夜はだいぶ気持ちも落ち着きアナとホドルフとシーシャを吸いながらゆっくりリラックスをして過ごす。